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マツダ、日本未発売の「Mazda2」セダンをベースにした新型「マツダ教習車」

安全運転に求められる技量を早く修得できるクルマを目指して開発

2019年5月27日 発売

187万5960円(6速MT)

194万2920円(6速AT)

新型「マツダ教習車」

 マツダは4月24日、新型「マツダ教習車」を発表、予約の受注を開始した。日本では未発売となる「Mazda2(日本名:デミオ)」セダンモデルをベースにした教習車で、価格は6速MTモデルが187万5960円、6速ATモデルが194万2920円で、発売は5月27日。

 マツダ教習車は、教習生が運転操作に早く慣れ、安全運転に求められる技量を早く修得できるクルマを目指して開発されたもの。「人間中心」の開発思想のもと、正しい姿勢で容易に操作ができるよう最適な位置にペダルを配置。アクセル操作時にかかとの位置がずれにくく、速度調整がしやすいオルガン式アクセルペダルを採用し、ステアリングにはチルト・テレスコピック機能を標準装備することでさまざまな体型のドライバーにとって、操作しやすく疲れにくい運転姿勢を可能とした。

新型マツダ教習車

 ボディはコンパクトな5ナンバーサイズで、最小回転半径は4.7m。低いボンネットや車両後方をのぞき込みしやすい着座位置など、運転初心者にも扱いやすい車両とした。

 エンジンは1.5リッター直列4気筒直噴ガソリンエンジン「SKYACTIV-G1.5」を搭載し、トランスミッションは6速MTの「SKYACTIV-MT」と6速ATの「SKYACTIV-DRIVE」をラインアップ。動き出しから高速走行まで、安定感のある走行性能を実現する「G-ベクタリングコントロール(GVC)」を標準装備することで、ドライバーの運転技量によらず、意のままの運転をサポートするという。

 指導員向けの装備としては、操作を集中レイアウトした指導員用モニターを実現。指導員席にシートリフターを標準装備するほか、指導員用サブブレーキとフットレストも操作性と快適性を両立した位置にレイアウト。指導員用アウターミラーは、左右アウターミラーからはみ出さない形状とし、インナーミラーについても、教習生用ミラーへの映り込みに配慮した防眩ミラーを採用する。

 また、燃費性能や維持費を低減するタイヤサイズの選択、クラッチなどの耐久性の向上などにより、コスト軽減にも貢献するとしている。

 ボディカラーは「エターナルブルーマイカ」「アークティックホワイト」「ソニックシルバーメタリック」「ジェットブラックマイカ」「ソウルレッドクリスタルメタリック」「マシーングレープレミアムメタリック」「スノーフレイクホワイトパールマイカ」の全7色。