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フォルクスワーゲン、「ポロ」「ゴルフ」など計30車種17万6068台をリコール。7速DSGの不具合で走行不能のおそれ

製作期間は2008年4月28日~2016年3月14日

2019年8月21日 発表

「ポロ」「ゴルフ」など計30車種17万6068台をリコール

 フォルクスワーゲングループジャパンは8月21日、自動変速機の「7速DSG」に不具合があるとして「ポロ」「ゴルフ」など、計30車種17万6068台のリコールを国土交通省に届け出た。対象車両の製作期間は2008年4月28日~2016年3月14日。

 不具合は、7速DSG型自動変速機のメカトロニクスにおいて、アッパーハウジングのねじ切り加工が不適切なため、耐久性が不足しているものがある。そのため、アキュムレーターの継続的な油圧変化による疲労の蓄積により、アッパーハウジングに亀裂が発生し、油圧が低下して、最悪の場合、駆動力が伝達されず走行できなくなるおそれがある。

 改善措置として、全車両、アッパーハウジングの製造ロットを確認して、該当する場合はアッパーハウジングを対策品に交換する。これまでに発生した不具合の件数は1648件で、事故は起きていない。

改善カ所の説明図