ニュース

ホンダ、朝霞事業所の従業員1名に新型コロナウイルス感染を確認

2020年3月27日 発表

 本田技研工業は3月27日、埼玉県朝霞市の事業所に勤務する従業員(1名)が新型コロナウイルスに感染している事を確認したと発表した。

 従業員は3月18日より有休を取得し、3月21日に発熱があったため病院で受診。その際はインフルエンザと診断されたが、その後も高熱が継続したためPCR検査を実施したところ陽性が判明。ただし、所轄保健所によると現時点で社内の濃厚接触者はいないという。

 従業員が勤務していた事業所建屋については、3月27日の稼働を取りやめ、当該建屋で勤務する従業員は出社を停止。所轄保健所のアドバイスのもと今週末に消毒を行ない、3月30日より通常稼働を予定している。

 ホンダは「近隣にお住まいの皆様、関係者の皆様に多大なご心配をおかけすることを心よりお詫び申し上げます。当社は現在も感染防止対応策として、出社前の体調確認、事業所出社時の消毒、手洗い・うがい・マスク着用や咳エチケットの徹底、出張・外出やイベント・会議の制限、時差出勤や在宅勤務の推奨などを実施しております。今後も従業員および地域や関係の皆様の安全を最優先に関係各所と連携し対応してまいります。皆様のご理解を賜りますよう、お願い申し上げます」とアナウンスしている。

 また、すでに国内工場の稼働について下記の通り発表している。

国内工場の稼働について

 新型コロナウィルスの感染拡大影響を鑑み、四輪及び二輪の国内工場において、下記期間の生産休止を予定しております。

四輪

今後の部品調達見通しを考慮し「埼玉製作所 狭山工場 完成車ライン」を4月16日~4月17日(2稼働日)の期間、生産休止を予定

二輪

欧州の販売減に伴う生産調整として「熊本製作所 二輪完成車ライン」を4月13日~4月14日(2稼働日)の期間、生産休止を予定