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トヨタ、5月以降に国内工場で生産稼働調整を実施

2020年4月15日 発表

元町工場 組立生産ライン

 トヨタ自動車は4月15日、5月以降、国内の全完成車工場において生産稼働の調整を順次実施していくと発表した。稼働調整は、新型コロナウイルス感染症の影響により、世界的な新車需要の低迷を受けたものとしている。

 具体的には、5月1日、11日の2日間を非稼働日として稼働カレンダーの振り替えを実施。加えて、海外向けの車両を生産する一部の工場/生産ラインでは、5月12以降についても、非稼働日の設定や1直化を予定している。

田原工場

 稼働調整の詳細は下記の通り。

稼働停止(全15工場28ライン中、5工場9ライン)

堤工場 第1ラインおよび2ライン
5月12日~15日の4日間

田原工場 第1ライン
5月12日~18日の5日間

トヨタ自動車東日本(TMEJ)東富士工場 F201ライン及びF301ライン
5月12日

トヨタ自動車東日本(TMEJ)岩手工場 第1ライン
5月12日~13日の2日間

日野自動車 羽村工場・第1ライン
5月12日~15日の4日間

日野自動車 羽村工場 第2ラインおよび第4ライン
5月12日

1直化(3工場4ライン)

田原工場 第1および第3ライン
5-6月 稼働1直化(2直とも従業員は出勤)

日野 羽村工場 第1ラインのみ
5-6月 稼働1直化(2直目は休業対応)

岐阜車体 第2ライン
5-6月 稼働1直化(2直目は休業対応)

 また、新型コロナウイルス感染症の影響により一部の海外部品の納入に影響が出ることが見込まれるため、4月20日~22日の3日間、高岡工場第2ライン、豊田自動織機301、302ラインの稼働を停止する。

 なお、今後の需要動向ならびに部品納入の状況によっては、稼働計画に変更が生じる可能性があるとしている。