BMW、オープン4シーター「MINI Convertible」をフルモデルチェンジ 30km/h以下の走行で開閉できるソフトトップを装備し、燃費や安全性も向上 |
(左から)COOPERとCOOPER S |
今回のフルモデルチェンジは5年ぶりに行われるもの。グレードは、可変バルブリフト機構「バルブトロニック」を採用した新開発の直列4気筒 DOHC 1.6リッターエンジンを搭載する「COOPER Convertible」と、直列4気筒 DOHC 1.6リッターの直噴エンジンにツインスクロールターボを付加した「COOPER S Convertible」の2種類を用意。トランスミッションはそれぞれ、6速ATと6速MTを用意する。
エンジンスペックは、最高出力はCOOPERが88kW(120ps)/6000rpm、COOPER Sが128kW(175ps)/5500rpm。最大トルクは、COOPERが160Nm/4250rpm、COOPER Sが240Nm/1600-5000rpm。シャシー部品やリアアクスルのコントロールアーム、エンジンブロック、シリンダーヘッドなどに超軽量アルミニウムを採用することで従来モデルより10kgの軽量化を図ったほか、新開発エンジンや6速トランスミッションの採用などにより、COOPER/6速MTでの10・15モード燃費が従来モデルより40.9%改善の18.6km/Lとなっている。
オープン機構では、15秒で開閉できる電動ソフトトップを搭載。30km/h以下での走行中に開閉できるほか、サンルーフとしても使える「スライディング・ルーフ機能」も搭載。フルオープン時には、自動的にエアコンが専用モードに切り替わる。また、オプションでオープン状態で走行した時間を秒単位でカウントできる「オールウェイズ・オープン・タイマー」も用意する。
安全性能も強化され、新設計のフロアパネルやAピラー、サイドシルの採用によって、パッセンジャーセルの剛性を従来のモデルより10%強化。また、横転を感知すると0.15秒でロールオーバーバーを上方に動作させる「アクティブ・ロール・オーバーバー」、6個のエアバッグ、急ブレーキ操作検知時にブレーキ圧を可能な限り早く最大限まで上昇させるブレーキアシスト機能、DSC(ダイナミック・スタビリティ・コントロール)を標準装備する。あわせて、サイドウインドーの大型化や格納式の「アクティブ・ロール・オーバーバー」の採用により、ルーフを閉めた状態での前後左右の視界を従来のモデルより向上させている。
インテリアでは、ラゲッジルームの容量がルーフオープン時が125L、ルーフクローズ時が170Lで、いずれも従来モデルから5L拡大。後席シートを倒した場合では660Lで、55L拡大している。ボディーサイズと重量は、COOPERが3700mm×1685mm×1415mm(全長×全幅×全高)で1220kg。COOPER Sが3715mm×1685mm×1415mm(同)で1300kg。ホイールベースはいずれも2465mm。価格は、COOPERの6速MTが299万円、6速ATが318万円、COOPER Sの6速MTが345万円、5速ATが358万円。
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(編集部:)
2009年 4月 15日