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ホンダ、新型「N-ONE」正式発表 価格は159万9400円から

2WD(FF)、4WD、ターボ、CVT、6速MTなど多彩なバリエーション設定

2020年11月20日 発売

159万9400円~202万2900円

新型「N-ONE」を正式発表

 本田技研工業は、新型軽自動車「N-ONE(エヌワン)」を11月20日に発売する。全4グレード8種類で価格は159万9400円~202万2900円。

 新型N-ONEは、Nシリーズが提案する「Nのある豊かな生活」という想いのもとに、日本の生活と時間を見つめつつ、日々の生活に寄り添いながら長く使えて飽きがこない、末永く愛せるクルマを目指して開発された1台。

ボディサイズは3395×1475×1545mm(全長×全幅×全高)、4WDは全高1570mm。ホイールベースは2520mm。エンジンは直列3気筒660ccでターボ付きとなしがある。ターボ付きは最高出力47Kw(64PS)/6000rpm、最大トルク104Nm、ターボなしが最高出力43Kw(58PS)/6000rpm、最大トルク65Nm
タイプエンジン駆動方式トランスミッション価格
オリジナル660ccDOHC2WD(FF)CVT1,599,400円
4WD1,732,500円
プレミアム2WD(FF)1,779,800円
4WD1,912,900円
プレミアムツアラー660ccDOHCターボFF1,889,800円
4WD2,022,900円
RS2WD(FF)1,999,800円
6速MT1,999,800円

 外観は「丸・四角・台形」をN-ONEらしさを構成する基本の形と定め、よりN-ONEらしさを感じさせるデザインへと磨き上げられた。また内装は、必要なもの以外を大胆にそぎ落とすとともに、ホンダ乗用車の原点である「N360」から継承する「M・M思想(マン・マキシマム/メカ・ミニマム=人のためのスペースは最大に、メカニズムは最小に)」から生まれた、燃料タンクを前席の下に収めるホンダ独創のセンタータンクレイアウトを採用したことで、ミニマルで心地よい室内空間を実現している。

クレイモデル制作イメージ

 さらに先進の安全運転支援システム「ホンダ センシング」を標準装備し、軽自動車の6速MTでは初めてACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)とLKAS(レーン・キープ・アシスト・システム=車線維持支援システム)を採用し、周囲の状況を認識してドライバーをサポートしてくれる。

前席のセパレートシートは、レール後傾角を2度から4度にするとともに、運転席のハイトレンジを上30mmから上下25mmに拡大。小柄な人はアップライトな、大柄な人はセダンライクな着座が可能としている

 また、運転席にはホールド性の高いセパレートシートを採用し、RSには軽自動車初の2WD(FF)ターボと6速MTの組み合わせを設定するなど、通勤・通学や買い物といった街乗りからロングドライブまで、日々クルマを運転するなかで、身近に「運転の楽しさ」「操る喜び」を感じられるよう、走行性能を磨き上げている。

オリジナル
プレミアム
RS
インパネ(プラチナホワイト)オプション装着車(オリジナル)
インパネ(ブラックウッド調)オプション装着車(プレミアム)
インパネ(スチールヘアライン)オプション装着車(RS)
フロントコンビシート(オリジナル)
フロントコンビシート(プレミアム)
フロントコンビシート(RS)
メーター(オリジナル)
メーター(プレミアム)
メーター(RS)
14インチスチールホイール+カラードディッシュホイール(オリジナル)
14インチアルミホイール(プレミアム)
15インチアルミホイール(RS)

デザインの特長

エクステリア(外装)

 名車N360のデザインを継承して初代N-ONEを構成していた「丸・四角・台形」を基本の形と定め、このタイムレスデザインをベースに、走る楽しさと安全性を感じられるデザインを追求。バンパーやグリルは垂直に立てながら、バンパー下部を踏ん張り感のある造形とし、彫りの深いヘッドライトを配することで、前進する勢いを演出。リアは左右のバンパーコーナーへ向かって水平に広がるラインに横長のリフレクターを配することでワイド感を強調し、後からも安定性を感じられるデザインとなっている。

エクステリアデザインスケッチ
フルLEDの丸型ヘッドライト
四角いWリングが特長的なフルLEDリアコンビネーションランプ
台形フォルムが踏ん張りスタンスを実現
バンパー下部をワイドにすることで踏ん張り感を演出したエクステリア
インテリア(内装)

「心地よい開放感」を高めるため、ミニマルな室内空間を追求。運転席では運転する楽しさを、助手席ではミニマルながらくつろげる空間を目指し、インストルメントパネルを大胆にそぎ落としながら、メーターの端から助手席の端まで伸ばしたデザインを採用。異形2眼コンビネーションメーターを採用した情報系と、ステアリングホイール周辺にさまざまなスイッチを配置したことで、ドライバーがスムーズかつ的確に情報を取得しつつ操作ができるよう、見やすさと使いやすさを両立させながら高めている。

シートアレンジパターン

利便性の特徴

低床フロアを活かした室内空間

 N-BOXのプラットフォームと共通の特許技術「センタータンクレイアウト」により低床で心地よい室内空間を実現。また、運転席と助手席はセパレートタイプのシートを採用し、間にコンソールボックスをレイアウト。造形を見直したインストルメントパネルとあわせ、手が届きやすいカップホルダーをはじめ、充電用USBジャックやポケットなど、利便性の高いレイアウトとしている。

充電用USBジャック
センターコンソールトレー+ドリンクホルダー
ラゲージスペース
軽初採用のリアシートリマインダー

 エンジン始動から停止までのリアドア開閉履歴を記憶。リアドアを開閉していた場合、エンジンストップボタンを押した後に、荷物などの置き忘れ注意喚起をメーターに表示する機能を軽自動車として初めて採用している。

リアシートリマインダー

運転支援機能の特徴

ホンダ センシングを全車標準装備

 衝突軽減ブレーキ、誤発進抑制機能、歩行者事故低減ステアリング、先行車発信お知らせ機能、標識認識機能、路外逸脱抑制機能、渋滞追従機能付きACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)、LKAS(レーン・キープ・アシスト・システム)、後方誤発進抑制機能、オートハイビームといった10の安全機能を搭載。また、軽自動車の6速MTでは初めてACCとLKASを採用し、あらゆるシーンで快適にクルマを使うために必要な安全機能を実現させている。

ぶつからないために。衝突軽減ブレーキ
飛び出さないために。急発進抑制機能
歩行者に配慮。歩行者事故低減ステアリング
発進をお知らせ。先行車発進お知らせ機能
見逃さないために。標識認識機能
はみ出さないために。路外逸脱抑制機能
適切な車間距離を保つために。渋滞追従機能付きアダプティブクルーズコントロール(ACC)
ふらつかないために。車線維持支援システム(LKAS)
不意の後退を防ぐために。後方誤発進抑制機能
良好な視界確保のために。オートハイビーム
安心を高める機能

 リアバンパーに搭載した4つの超音波センサーでクルマ後方の障害物の接近を検知し、アラーム音とメーターディスプレイ表示でドライバーに注意を喚起。さらにオートブレーキホールド機能は、スイッチを押してシステムを作動させると、坂道や信号待ちなどで停止した際、ドライバーがブレーキペダルから足を離しても停車状態を保持し、再度アクセルペダルを踏むことでブレーキが自動解除され再発進できる。また、電子制御パーキングブレーキは、スイッチを引き上げるだけでパーキングブレーキが作動し、発進時にアクセルペダルを踏みこむと自動解除される。

電子制御パーキングブレーキ