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トヨタ、「e-Palette」の全面運行停止を公表 東京2020パラリンピック競技大会選手村で歩行者と接触

2021年8月27日 発表

e-Palette

 トヨタ自動車は8月27日、8月26日14時ごろ、オリンピック・パラリンピック選手村内において、同社が提供する村内巡回モビリティ「e-Palette」が、横断歩道を横断しようとした視覚障がいのある歩行者と接触する事案が発生したことを明らかにした。現在、e-Paletteの運行については、全面的に運行が停止されている。

 同社では「まずは、お怪我をされた方に深くお詫び申し上げますとともに、1日も早い回復をお祈り申し上げます。また選手村において、弊社のモビリティをご利用いただいている方々に、ご不便をおかけしておりますことをお詫び申し上げます」とのコメントを発表。

 同社は「今回発生しました事故の原因特定につきましては、警察の捜査に全面的に協力してまいります。現在、e-Paletteの運行につきましては、全面的に運行を停止しております。このような事案が発生しないよう徹底的な原因究明を進めるとともに、今後の再発防止について、組織委員会とともに検討してまいります」とアナウンスした。

 なお、同社の豊田章男社長は、8月27日配信の同社YouTubeチャンネル「トヨタイムズ放送部」に生出演し、同件についての現状を報告。警察の捜査に全面的に協力していく考えを示した。

トヨタイムズ放送部 8/27「トライアスロンのトヨタ7」
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