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メルセデス・ベンツ、PHEVモデル「S 580 e 4MATIC ロング」 EV航続距離約100kmを達成

2022年6月27日 発表

1978万円

メルセデス・ベンツ日本がPHEVモデル「S 580 e 4MATIC ロング」を追加した

 メルセデス・ベンツ日本は6月27日、フラグシップモデルとなる「Sクラス」にPHEV(プラグインハイブリッドモデル)「S 580 4MATIC ロング」の国内追加導入を発表した。右ハンドル仕様で価格は1978万円。すでに予約注文を開始していて、納車は7月の予定。

 現行のSクラスは「Sensual Purity(官能的純粋)を追求したデザイン」「人間中心の最新技術」「安全性のさらなる追求」など、現代に求められるラグジュアリーを再定義したモデル。

 今回追加されたS 580 e 4MATIC ロングは、最高出力270kW(367PS)、最大トルク500Nmを発生する直列6気筒3.0リッターエンジン「M256」に、110kW(150PS)、最大トルク440Nmを発生する永久磁石同期モーターを組み合わせたプラグインハイブリッドシステムを採用し、28.6kWhのリチウムイオンバッテリを搭載。システム総合出力は375kW(510PS)、システム総合トルクは750Nmを発生する。

 電気モーターのみで約100kmの航続距離を実現し、電気モーターのみの最高速は140km/hを誇る。また、6.0kWまでの交流普通充電と、最大60kWまでの直流急速充電(CHAdeMO規格)に対応している。

 走行モードは、走行状況や走行距離に応じて駆動方式を自動的に選択するH(ハイブリッド)モードがデフォルトで、レスポンスがよくスポーティな走行性能を重視したS(スポーツ)モード、走行やステアリング特性を個別にカスタマイズ設定できるI(インディビジュアル)モード、セーリングモードが作動して140km/hまでは電気モーターのみで走行するEL(Electric)モード、バッテリ充電量を一定に保つように制御するB(Battery Hold)モードの5種類を用意。

 また、ELモードでは「D+」「D」「D-」「D Auto」と、ステアリング裏のパドル操作によって、バッテリへのエネルギー回収量を4段階で調整可能となっている。さらに、インテリジェントアクセルペダルを搭載していて、ELモード走行時に「これ以上アクセルを踏むとエンジンも使用しなければならない」というモーター走行の限界点でアクセルペダルの抵抗を増してドライバーに知らせる「プレッシャポイント機能」も備わる。