国内最大のバイクイベント「鈴鹿8時間耐久ロードレース」開催概要
5月23日よりチケット発売開始。新生鈴鹿サーキットを存分に楽しめる

夏の風物詩「鈴鹿8耐」が今年も開催される

2009年7月23日~26日開催



 7月23日~26日に開催される「“コカ・コーラ ゼロ”鈴鹿8時間耐久ロードレース」。、通称「鈴鹿8耐」の開催概要が発表され、5月23日よりチケットが発売される。鈴鹿8耐は、国内最大のバイクイベントであり、10月に同じく鈴鹿サーキットで開催されるF1グランプリに次ぐビッグレース。4輪ファンにとっても、生まれ変わった鈴鹿をF1前に確認しておくには最適なイベントだ。8時間という長丁場なので、特に写真を撮る人にはコース全体を移動して撮影ポイントの確認もできる絶好のチャンスとなる。

観戦席・指定席図。西コースのスタンドはすべて自由席だ

 8耐は1978年に第1回大会が開催され、今年で32回目となる。1984年から冠スポンサーとしてコカ・コーラが付き、「コカ・コーラ ゼロ」が発売された2007年から、現在の“コカ・コーラ ゼロ”鈴鹿8時間耐久ロードレースとして開催されている。開催日程は以下のとおり。

7月23日:特別スポーツ走行/公式練習
7月24日:公式予選
7月25日:決勝チームフリー走行
7月25日:スペシャル・ステージ「トップ10トライアル」(公式予選)
7月25日:“コカ・コーラ ゼロ”鈴鹿8耐前夜祭
7月26日:決勝(11時30分スタート、19時30分ゴール)

 開催概要の発表会で、鈴鹿サーキットを運営するモビリティランドの土橋哲社長は「8耐は決勝日には7万人を超える国内最大のバイクイベントとなっていますが、若者のファンが減少傾向にあり、これが課題と考えています。今年は、“コア”なファンのみなさまにはもちろん、次世代の若者や女性に向けて、より楽しんでいただける8耐を目指します」と挨拶した。

モビリティランドの土橋哲社長は「次世代の若者や女性に向けて、より楽しんでいただける8耐を目指します」と挨拶コカ・コーラ セントラル ジャパン河合幸夫専務は「コカ・コーラ ゼロと鈴鹿8耐の結びつきを大切にし、8耐を盛り上げていきます」と語った“コカ・コーラ ゼロ”鈴鹿8耐記念缶が紹介された

 続いて壇上に立ったコカ・コーラ セントラル ジャパンの河合幸夫専務は「コカ・コーラ システムとして26年にわたってサポートさせていただいているイベントで、3年前の2007年大会からコカ・コーラ ゼロの冠名になりました。コカ・コーラ ゼロと鈴鹿8耐の結び付きを大切にし、今年は地域限定で“コカ・コーラ ゼロ”鈴鹿8耐記念缶を発売、新しいデザインの販売機も作り、8耐を盛り上げていきます。」と語った。“コカ・コーラ ゼロ”鈴鹿8耐記念缶は4月27日から三重県、岐阜県を中心に数量限定で販売され、デザインは2パターンが用意される。鈴鹿8耐の歴史を綴ったオリジナルカラーリングの自動販売機も東海地方を中心に設置される。ちなみに2007年6月に発売したコカ・コーラ ゼロの販売数はアメリカ、ブラジルに次ぐ世界3位、国内のコカ・コーラ全体に占めるゼロの比率は20%で世界一とのこと。

コカ・コーラ ゼロ鈴鹿8耐記念缶のデザインは2パターン鈴鹿サーキット内にはすでにオリジナルカラーリングの自動販売機が設置されている

 大会の詳細は鈴鹿サーキットモータースポーツ部の荒木正和部長から発表された。今年は「バイク de 楽しい」キャンペーンを実施し、お子様、若者、女性に向けたイベントを充実させるとのこと。具体的には

「お子様 PLUS ON企画」:大人1名のチケットで高校生以下の子供5名自由席無料
「WELCOME YOUNGキャンペーン」:決勝当日の年齢が18~22歳の若者、先着5000名にエリア指定席無料
「迫力&快適観戦 女性専用ホスピタリティテラス」:女性専用ホスピタリティテラス特別価格

などとなっている。

 そのほか、ユニークな観戦席も登場する。「ライダー専用キャンプ観戦席」はコースサイド、逆バンクエリアにバイク専用のキャンプエリアを用意し、大会中ずっとサーキット内で過ごすことが可能となる。「水浴びスプラッシュ観戦席」は暑さを楽しみながらレースを観戦しようという企画で、2コーナー付近のスタンドに誰でも自由に水浴びができるエリアが新設される。このエリアには「スプラッシュガール」という水着の女性も登場し、観客に水を掛けまくるそうだ。

 前売り観戦券は大人自由席が5500円、中高生は1,600円。指定席はV2席が1万円(別途観戦券要、以下同)、V1席が8000円、A・B・Q・Rエリアが6000円となっている。チケットは、「MOBILITY STATION」からオンラインで購入することもできる。

2006年優勝チームのF.C.C. TSRの藤井正和監督、伊藤真一選手、秋吉耕佑選手2007年優勝チームのヨシムラスズキ with JOMOの加藤陽平監督、酒井大作選手、徳留和樹選手発表会場にはホンダCBR1000RRが展示された。

(奥川浩彦)
2009年 5月 22日