パイオニア、車載用スピーカーやツイーターなど20製品を発売

TS-V171A

  パイオニアは、車載用スピーカー「TS-V171A」やチューンナップツイーター「TS-ST910」、インナーバッフルボードセット「高音質インナーバッフル ハイグレードパッケージ」など20製品を10月中旬から11月下旬にかけて順次発売する。

  今回発売するカーオーディオ関連製品は、スピーカーでは17cm径セパレート型2ウェイスピーカー「TS-V171A」「TS-C1710A」、16cm径セパレート型2ウェイスピーカー「TS-C1610A」、10cm径セパレート型2ウェイスピーカー「TS-C1010A」13×18cm径セパレート型2ウェイスピーカー「TS-C5710A」の5製品。チューンナップツイーターでは、「TS-ST910」「TS-T710」の2製品。インナーバッフルボードセットでは、「高音質インナーバッフル ハイグレードパッケージ」「高音質インナーバッフル スタンダードパッケージ」が、それぞれ自動車メーカーごとに7製品ずつ、合計14製品となる。

  これらの新型スピーカーは、従来高音域を再生するツイーターに中音域も再生させることで周波数特性の改善、音像定位、歪みの低減などを図るコンセプト「Open＆Smoothコンセプト」の元に設計されている。新開発の「IMXファイバーコーン」を採用し、曲げやねじれ、圧縮に強い高剛性化を実現し入力信号を忠実に再現。同社の最高級スピーカーに採用されている高性能磁気回路を採用し、低歪み化と低域のレスポンス向上を実現し、リニアリティの高い再生を可能としたという。また、スピーカーフレームには、剛性と放熱性に優れたアルミダイキャストを使用した「フルバスケット方式」を採用している。

  スピーカー付属のツイーターは、TS-V171Aが3cm、このほかが2.5cmのチタンハードドーム振動板採用のボイスボビン一体型で、TS-V171Aのみ共振分散型センター支持構造を採用し、高域での歪み特性を改善している。

  TS-ST910は、業界初となるTrue型リボンを採用しており、磁気回路に強力な大型ネオジムマグネットを使用することで、100kHzの超高音域まで音楽再生が可能。新開発の薄型軽量のアルミニウム振動板、同社独自のV字構造を採用することで、指向特性に優れた高域再生を実現したという。ダッシュボードへの設置やピラーなどへの埋め込みに対応したアダプターが付属する。

  TS-T710は、2.5cmのボイスボビン一体型ツイーター。ダイアフラムには高域特性に優れたチタンを採用している。また、純正スピーカーへの追加に最適化され、クロスポイントを低く設定した専用設計のクロスオーバーネットワークとOFCケーブルが付属する。

  「高音質インナーバッフル ハイグレードパッケージ」は、アルミニウム、鉄、真鍮を組み合わせたインナーバッフルボード、高効率な吸音が可能な吸音層と不要振動を抑制する制振層を4層構造に積層した多機能マット、低密度発泡層と高密度低反発層の2層構造による遮音クッションと防振パッドを同梱した製品。これらを設置することで、クルマのドア構造による音質悪化を改選し、高音質化を簡単に実現できるとしている。

  また、スタンダードパッケージは底面にはラバー処理された高剛性シナ合板を採用したインナーバッフルボード、遮音性に優れた低密度発泡層による遮音クッションを同梱している。

■新製品一覧

■URL
パイオニア株式会社
http://pioneer.jp/
ニュースリリース
http://pioneer.jp/press/2008/0929-3.html

（編集部：大久保有規彦）
2008年9月29日