レッドブル、F1日本GPに合わせて外苑グランプリを開催 セバスチャン・ベッテルやセバスチャン・ブルデーも参加

F1日本GPにレッドブル・レーシング、スクーデリア・トロ・ロッソの一員として参加するFORMULA UNAの女性たちと、聖徳記念絵画館前で写真に納まるセバスチャン・ブルデー選手、デビッド・クルサード選手、セバスチャン・ベッテル選手

　レッドブル・ジャパンは、東京都新宿区の明治神宮外苑聖徳記念絵画館前において「Red Bull 外苑グランプリ」と銘打ったカートレース大会を10月8日に開催した。Red Bull 外苑グランプリは、開催当日の朝に整理券が配られ、その中から抽選で選ばれた参加者が、予選、決勝へと勝ち進み、最終的にはF1ドライバーと対戦できるというもの。平日にもかかわらず、多くの人がこのRed Bull 外苑グランプリに参加＆観戦し、F1ドライバーとのひと時を楽しんでいた。

  このグランプリのために駆け付けたF1ドライバーは、レッドブルが運営する「レッドブル・レーシング」のデビッド・クルサード選手、「スクーデリア・トロ・ロッソ」のセバスチャン・ベッテル選手とセバスチャン・ブルデー選手の3名。F1日本GPに間近に控える中、このグランプリに参加し、ファンとの交流を楽しんでいた。

  「F1日本GPに向けての抱負は？」という司会者の質問に対し、ベッテル選手は「昨年の日本GPは途中まではよかったのだけれど、結果がよくなかった（一時3位を走行するものの、結果はリタイア）。今年はよい結果としたい」とコメント。ブルデー選手は「初めての日本GPになるのでがんばりたい。日本は雨の多いところなので、天候がポイントになるかも」と当日の天気が気になるようだった。

  そのほか、外苑グランプリにはレッドブルがスポンサードする各界の選手らも特別参加。オートバイの世界選手権であるMoto GP 250ccクラスからは青山博一選手、Red Bull AIR RACEへの参戦準備を進めているパイロットの室屋義秀氏など豪華なメンバーがゲストレースに出場していた。また、各メディアによる特別参加レースも実施され、Car Watch編集部もエントリーしたものの、あえなく予選落ち。次回（？）は、せめて予選は通るように精進していきたい。

　東京でも一等地となる聖徳記念絵画館前に特設でカートコースを設営し、一般参加が可能なカートレースを運営。さらにそこへ、3人のF1ドライバー、そして各スポーツ界の著名人が参加するなど、近年スポーツ界に対しさまざまなスポンサードを展開するレッドブルの底力を見せられた外苑グランプリであった。

Red Bull外苑グランプリは、聖徳記念絵画館前に特設コースを設けて実施。ウェット、セミウェット、ウェットと路面はさまざまに変化した	特設のRed Bullブリッジもお目見え。レッドブルがこのグランプリにかける意気込みが分かる	メディア対抗レースの予選風景。タイムレースが行われ、上位2名が決勝進出となるのだが、残念ながら力およばず3位ということに
レッドブル・レーシングのデビッド・クルサード選手。すでに今シーズン限りでのF1からの引退を表明しており、F1日本GPへの参加も最後となる。14年間F1で戦い続けているため、クルサード選手を知っている人も多いだろう	今シーズンのイタリアGPでの史上最年少初優勝が記憶に新しいスクーデリア・トロ・ロッソのセバスチャン・ベッテル選手。最年少ポールポジション、最年少入賞など、F1に記録を書き換え続ける注目のドライバー	ベッテル選手のチームメイト、セバスチャン・ブルデー選手。今シーズンF1に参加したばかりでありながら、すでに4ポイントを獲得。メガネが印象的なドライバーだ
クルサード選手とブルデー選手に挟まれているのが、Moto GP 250ccクラスに参戦中の青山博一選手。3人のF1ドライバーとモータースポーツ談義に花を咲かせていた。クルサード選手はオートバイに興味があるようで、オートバイのコーナリングを身振り手振りで示しながら、青山選手に積極的に質問をしていた	ゲストレースに参加した、エアロバティックパイロットの室屋義秀氏。現在「空のF1」と言われるRed Bull AIR RACEへの参戦へ向けて準備中。日本が誇る、世界レベルの技量を持つパイロットではあるものの、飛行機とカートは勝手が違ったようで、残念ながら予選落ちとなった	室屋氏は各地で華麗な演技を繰り広げている。これは先頃北海道丘珠空港で行われた「丘珠航空ページェント」からの一コマ。10月31日からツインリンクもてぎで行われる「FAI世界選手権 2008“オートボルテージュ”アエロバティックス 日本グランプリ 」への参加も予定されている（撮影：Robot Watch 清宮信志）

（編集部：谷川 潔）
2008年10月8日