日産、寒冷地のスリップ情報をカーウイングスで配信 スリップ事故低減を目指す |
11月より順次開始
日産自動車は、寒冷地でのスリップ事故低減を目的とした「スリップ情報提供サービス」と「道路ライブカメラ画像配信サービス」を11月より順次開始する。いずれも同社のカーナビ向け情報配信サービス「カーウィングス」で提供される。
スリップ情報提供サービスは、スリップする可能性があるエリアを走行中の車両にその旨を送信し、カーナビ画面表示と音声でドライバーの注意を促すもので、12月より札幌市とその近郊で試行運用を開始する。スリップエリア情報は、走行位置やABS作動などのプローブ情報から把握、蓄積する。また、過去にスリップ事故が発生した地点の情報も提供する。
同社は2007年11月から、北海道札幌市とその近郊で100台規模の実証実験を行い、このサービスによりドライバーが路面状況を観察し、慎重な運転をすることを確認したとしている。
道路ライブカメラ画像配信サービスは、独立行政法人土木研究所 寒地土木研究所が提供する北海道の主要な峠のライブカメラ画像をカーナビに配信するもので、11月から社会実験を行う。
同研究所が策定した道路用Web記述言語「RWML」(Road Web Markup Language)で提供された情報をカーウイングス用情報記述方法「CWC」(CARWINGS Casting)に変換し、カーウイングスセンターが配信、カーウイングスの読み上げ機能「情報チャンネル」でドライバーに提供される。
■URL
日産自動車株式会社
http://www.nissan.co.jp/
ニュースリリース
http://www.nissan-global.com/JP/NEWS/2008/_STORY/081010-01-j.html
独立行政法人土木工事研究所
http://www.pwri.go.jp/
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