日産、“日産 ミニ四駆”SUV型軽自動車「KIX」を発売 高い悪路走破性と日産のSUVを踏まえたエクステリア

KIX（キックス）

  日産自動車は、SUV型軽自動車「KIX（キックス）」を10月30日に発売する。販売価格は140万2800円～159万1800円。

  キックスは、日産としては「モコ」「クリッパー」「オッティ」「ピノ」「クリッパー リオ」に続く6車種目の軽自動車で、三菱自動車工業より「パジェロミニ」のOEM供給を受けて販売するSUV型軽自動車。車名は、軽快感をイメージさせ“興奮”“熱中”の意味を持つ「KICKS」と、“未知数”を意味する「X」を組み合わせた造語で、“乗る人すべてに軽快な走りとともに、刺激的な走りを提供したい”という思いを込めたネーミングだと言う。

KIX（リア）	KIXのインパネ	KIXのインテリア

  エクステリアでは、日産のSUVのデザインを踏まえた縦ラインとガンメタリック塗装のフロントグリルやカラードバンパー、燃料携行予備タンクをモチーフとした背面のスペアタイヤハーフタイプハードカバーを採用。ヘッドランプオートオフ機構を搭載した最適配光マルチリフレクターハロゲンヘッドランプ、ハロゲンフォグランプ、リア間けつ式ワイパー、リモートコントロールエントリーシステムなどの機能も装備する。

  インテリアでは、ブラックのモノトーンインテリアや、ブラック地にブルーのポイントを施したシート生地を採用。グローブボックスのほか、運転席/助手席のカップホルダー、助手席アッパーボックス、インストセンターロアボックス、カップホルダー付きのセンターコンソールトレイ、後部座席用カップホルダーとサイドポケットといった収納も装備する。リアシートは5：5分割可倒式を採用しており、ラゲッジルームには床下収納の「ラゲッジアンダートレイ」やラゲッジフックを装備する。オーディオは、オーディオレスが標準となる。

スペアタイヤハーフタイプハードカバー	最適配光マルチリフレクターハロゲンヘッドランプ	リア間けつ式ワイパー

KIXのシート生地	グローブボックス	助手席アッパーボックス

インストセンターロアボックス	センターコンソールトレイ	KIXのシートアレンジ

  パワートレインでは、直列4気筒 SOHC 16バルブ 660ccのインタークーラー付きターボエンジン「4A30」を採用し、最高出力は47kW（64PS）/6000rpm、最大トルクは88Nm（9.0kgm）/4000rpm。駆動方式は、2WDと4WDをトランスファーレバーで切り替え可能で、4WDではローギアの「Lモード」も用意する「イージーセレクト4WD」を搭載する。

  サスペンションは、フロントが独立懸架ストラット式を、リアが5リンクコイルスプリング式を採用しているほか、15インチタイヤの装備により、アプローチアングルを38度、デパーチャーアングルを46度、最低地上高を195mmとして悪路走破性を高めている。一方で、アイポイント地上高を1399mmとして前後の視界を確保したほか、2280mmのホイールベースと1270mmのトレッドを確保し直進安定性と乗り心地の向上を図っている。また、小型ボディと縦置きエンジンの採用によって最小回転半径は4.8mとしている。

4A30型エンジン	イージーセレクト4WD	KIXのサスペンションとホイールベース

RS（デニムブルー）

  本体サイズは、3395×1475×1635mm（全長×全幅×全高）で、重量は970～980kg。タイヤは、175/80R15 90Qを装備。ボディーカラーは、「ミディアムグレー」「デニムブルー」「ブラック」「クールシルバー」「レッド」「ホワイトパール」の6色を用意する。

RXのIR/UVカットフロントガラス	RXのプライバシーガラス	RXの15インチアルミホイール

 ■ボディーカラー一覧

ミディアムグレー	デニムブルー	ブラック
クールシルバー	レッド	ホワイトパール

■グレード一覧

■URL
日産自動車株式会社
http://www.nissan.co.jp/
ニュースリリース
http://www.nissan-global.com/JP/NEWS/2008/_STORY/081030-01-j.html
製品情報
http://www.nissan.co.jp/KIX/
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（編集部：大久保有規彦）
2008年10月30日