日本自動車殿堂、2008-2009年のイヤー賞はトヨタ「iQ」に

2008-2009殿堂イヤー賞のトヨタ「iQ」



  NPO法人 日本自動車殿堂は、「2008-2009殿堂イヤー賞」などを10月30日に発表した。

  殿堂イヤー賞は、該当年度の最も優れた乗用車および開発グループを表彰するもので、「日本自動車殿堂カーオブザイヤー」「日本自動車殿堂インポートカーオブザイヤー」「日本自動車殿堂カーデザインオブザイヤー」「日本自動車殿堂カーテクノロジーオブザイヤー」の4部門に分かれている。

  2008-2009年のカーオブザイヤーには、11月20日に発売予定のトヨタ「iQ」が選定された。このほか、カーデザインオブザイヤーもiQが受賞しているほか、インポートカーオブザイヤーはアウディ「A4/A4アバント」が、カーテクノロジーオブザイヤーは日産「エクストレイル20GT クリーンディーゼルM9Rエンジン」が選ばれた。

  また、日本の自動車の歴史に名を残す名車を選定して表彰する「歴史車」は、スズキが1955年10月に発売した日本初の4輪軽乗用車「スズライト」が選定されている。

  このほか、2008年の日本自動車殿堂に殿堂入りした人物も発表。初代「フェアレディZ」を開発した元米国日産代表取締役社長の片山豊氏、「スカイライン」「グロリア」「プリンスロイヤル」などを開発した元日産自動車専務取締役の田中次郎氏、「スズライト」などを開発した元スズキ取締役会長の稲川誠一氏、2輪車シミュレーターなどを開発した日本大学名誉教授の故景山克三氏、ドライバー適性診断「OD式安全性テスト」を開発した電脳代表取締役社長の美安達子氏ら、5名が殿堂入りとなった。

 

URL
日本自動車殿堂
http://www.jahfa.jp/

(編集部:大久保有規彦)
2008年10月30日