JAFと警察庁、「シートベルト着用状況全国調査」を実施
後部座席の着用率は、一般道30.8%、高速道62.5%

11月13日発表



 JAF(日本自動車連盟)と警察庁は、10月1日から10月18日かけて自家用乗用車などの利用者を対象に「シートベルト着用状況全国調査」を実施し、その結果を11月13日発表した。

 シートベルト着用状況全国調査は、シートベルトの着用状況を調査・公表することによりシートベルト着用の促進を図ることを目的にしたもので、一般道全国780カ所、高速道など全国104カ所で行われた。

 一般道の運転者の着用率は、95.9%(前年95.0%)、高速道などでは99.0%(前年98.5%)でかなりの高率となっているものの、後部座席のシートベルト着用率は、一般道30.8%(前年8.8%)、高速道などで62.5%(前年13.5%)と、前年より大幅に向上しているものの、運転者には及ばない数値となっている。

 とくに後部座席でのシートベルト着用は、2008年6月1日から全席でのシートベルト着用が義務化(道路交通法第七十一条の三)され、高速道路での未着用に関しては1点の違反点数が付く。

 JAFでは、「交通事故が発生した際のシートベルトの有効性は明らか」という観点から、「車内の安全を確保するため、これからもシートベルトの着用とチャイルドシートの使用の啓発を中心にさまざまな活動を行っていく」としている。

 

URL
社団法人日本自動車連盟
http://www.jaf.or.jp/
ニュースリリース
http://www.jaf.or.jp/profile/news/file/2008_29.htm
シートベルト着用状況全国調査(2008) 警察庁/日本自動車連盟(PDF)
http://www.jaf.or.jp/safety/data/pdf/sb2008.pdf
法令データ提供システム(道路交通法)
http://law.e-gov.go.jp/cgi-bin/idxselect.cgi?IDX_OPT=2&H_NAME=&H_NAME_YOMI=%82%c6&H_NO_GENGO=H&H_NO_YEAR=&H_NO_TYPE=2&H_NO_NO=&H_FILE_NAME=S35HO105&H_RYAKU=1&H_CTG=1&H_YOMI_GUN=1&H_CTG_GUN=1
警察庁 道路交通法の一部を改正する法律の一部の施行期日を定める政令及び道路交通法施行令の一部を改正する政令について:道路交通法施行令概要(PDF)
http://www.npa.go.jp/koutsuu/kikaku91/gaiyou.pdf

(編集部:谷川 潔)
2008年11月13日