スバル、新型コンパクトカー「デックス」を発売 ダイハツからOEM供給を受けて販売。CMキャラの蛯原友里さんも登場

デックス（1.3i-S、ブラック・マイカメタリック）

デックスのTVCMに出演する蛯原友里さんも登場

  デックスは、2008年4月に合意したトヨタ自動車およびダイハツ工業との協業強化に伴って、ダイハツよりOEM供給を受けて販売する製品。トヨタでは「bB」、ダイハツでは「COO（クー）」として販売している。

  「スクウェアユーティリティコンパクト」というコンセプトを元に、エクステリアでは四角いフォルムを採用しつつ、航空機の翼をモチーフとしたフロントグリルや、スバルのロゴである六連星の大型リアエンブレムによってスバルらしさを強調。ウインカーとフォグランプを埋め込んだフロントバンパーや、左右に伸びたリアガーニッシュによって存在感も強調している。

  インテリアでは、室内長1940mm、室内幅1420mmの空間を確保し、2眼センターメーターを搭載。フロントシートはウォークスルーが可能なベンチシートを採用し、トレイと収納ボックスを備えた大型センターアームレストも装備する。リアリートは、6:4分割可倒式を採用し、2WD車で最大240mmのシートスライドが可能だ。ラゲッジルームは、2名乗車時で619Lの容量を確保し、床下にはマルチボックスを装備する。なお、オーディオはオーディオレスが標準となる。

デックスのイメージ		デックス（1.3i、ブライトシルバー・メタリック）

デックスのリアビュー（1.3i-L、ダークレッド・マイカ）	デックスのコンセプト「スクウェアユーティリティコンパクト」	リアに付加されたスバルの大型ロゴエンブレム
デックスのインテリアイメージ	インパネ	コックピット
大型センターアームレスト。収納の蓋を開けた状態ア	リアラゲッジルーム	シートアレンジ

  パワートレインは、可変バルブタイミング機構搭載の直列4気筒 DOHC 16バルブ 1.3リッターエンジンを搭載。燃費は10・15モードで16.4km/Lとしており、燃費基準では全車が「2005年排出ガス基準75％低減レベル」を、2WD車が「2010年度燃費基準」を達成している。トランスミッションは4速ATのみ、駆動方式は2WDまたは4WDを採用。サスペンションは、フロントがストラット式独立懸架、リアが2WDでトーションビーム式、4WDで3リンク式を採用し、最小回転半径は4.9m。安全機能では、衝突安全ボディや歩行者傷害軽減ボディを採用。デュアルSRSエアバッグを装備するほか、メーカーオプションでSRSサイドエアバッグ＋SRSカーテンエアバッグを設定している。ボディサイズは3800×1690×1635mm（全長×全幅×全高）で、重量は1335kg。ホイールベースは2540mmとなる。

  グレードは、最廉価の「1.3i」、1.3iに15インチアルミホイールやフルオートエアコン、フロントドアスピーカー/フロントドアトリム/前席カップホルダーのイルミネーション、ブルーのセンターメーターライトなどを追加した「1.3i-L」、1.3i-LにHIDロービームヘッドランプやMOMO製本革巻ステアリングホイール、ルーフスポイラー、サイドシルスポイラーを追加した「1.3i-S」を用意。ボディーカラーであるシルバーは、パール・ホワイト/ダークレッド・マイカ/ブライトシルバー・メタリック/グレー・メタリック/ブラック・マイカメタリックの5色を用意する。

エンジンルーム	衝突安全ボディ	標準装備のデュアルSRSエアバッグとメーカーオプションのSRSサイドエアバッグ＋SRSカーテンエアバッグ
1.3i-L以上に装備される15インチアルミホイール	フロントドアスピーカー/フロントドアトリム/前席カップホルダーのイルミネーションとフルオートエアコン（カーナビはオプション）	ブルーのセンターメーターライト（1.3iではアンバーのセンターメーターライトを）
1.3i-Sに装備されるHIDロービームヘッドランプ	ルーフスポイラー（1.3i-S）	サイドシルスポイラー（1.3i-S）

蛯原友里さんは、5月に放送されたスバル50周年記念モデルのCMにも出演している

  蛯原友里さんは、デックスについて「コンパクトなのに存在感があって格好いい。メッキの部分がきらきらして迫力がある、四角くて今時の車だと思いました」という感想。また、デックスでドライブに行きたいところは「秋なので、家族やお友達と紅葉が綺麗な場所に行きたい」と、デックスに乗ってほしい人は「クールで賢そうな女性が似合うと思います」とコメントしていた。

  また、デックスの開発責任者であるスバル商品企画本部プロジェクトゼネラルマネージャーの大雲浩哉氏も出席。「クルマを取り巻く環境が大きく変化している中で、スバルから新しいコンパクトカーを提案したいと思っていた。トヨタとダイハツとの新たな協力関係から生まれた車がデックスで、コンパクトカーに求められる機能や合理性をスバルらしく表現し、車との生活がより楽しくなることを目指しました」と開発コンセプトをコメント。「スバルらしさを形にしながら、手頃なサイズや価格でより多くのお客様が身近にスバルの価値を実感できるコンパクトカーです」とデックスのスバルらしさを強調した。

デックスのエクステリアでは「後ろの大きなスバルロゴもおもしろいです」という感想もコメント	「50周年記念CMとイメージが違って、かっこよくなってます」と蛯原さんがコメントしたTVCMの1コマ
富士重工業株式会社商品企画本部プロジェクトゼネラルマネージャーの大雲浩哉氏	発表会のフォトセッションには、代表取締役社長の森郁夫氏も登場した

■グレード一覧

■カラーバリエーション

パール・ホワイト	ダークレッド・マイカ	ブライトシルバー・メタリック

グレー・メタリック	ブラック・マイカメタリック

■URL
富士重工業株式会社
http://www.subaru.jp/
ニュースリリース
http://www.fhi.co.jp/news/08_10_12/08_11_13.html
製品情報
http://www.subaru.jp/dex/dex/index.html

（編集部：大久保有規彦）
2008年11月13日