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富士通研究所は11月17日、車両全周囲をリアルタイムで表示する映像処理技術を開発したと発表した。 この技術は、自動車前方のブラインド・コーナー・モニター、後方のバックモニター、左右の側面モニターの4方向の映像から車両全方向の映像を生成し、自由な視点や視線で表示する技術。従来のバックモニターやブラインドモニターなどでは、映像ごとに視点や視線が異なるため、運転時の視界確認の負担は軽減されていないほか、4つのカメラ映像を利用した上空視点からの映像表示システムでも、車両近辺の路面しか映像化できず視界確認の負荷は十分に軽減さていないとしている。
富士通研究所が開発した技術は、3次元映像処理技術を利用して4つのカメラ映像を画像処理時に仮想立体曲面に仮想投影することで、車両全周囲を映像化するもの。映像処理に富士通マイクロエレクトロニクスの車載グラフィックスSoC(システム・オン・チップ)「MB86R01」を使用。世界初の技術で、車両全周囲映像によってドライバーの視界確認の負担を軽減できるとしている。また、駐車時や合流時など運転シーンに応じて視点を変更することで安全性の向上が、視点移動時に滑らかにスクロールさせることで映像の位置を直感的に把握し、ドライバーの映像認知性も向上するとしている。
富士通研究所では、同技術を米ニューヨークで11月16日から開催されている「ITS世界会議ニューヨーク2008」にて発表するほか、今後は、多様な運転シーンでの視界補助の効果検証を進めて、映像ソリューションまたは車載カメラ視界補助システムとして順次製品展開を図るほか、セキュリティや安全管理など業務用映像ソリューションとしてもビジネス化の検討を進める予定だと言う。 製品化の時期や価格帯などは未定だが、2〜3年後には製品化し、現在販売されている車載モニターシステムなどと同等の価格で提供できるようにしたいとしている。
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(編集部:大久保有規彦)
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