フィアット、「アバルト グランデ プント」を国内発売 「フィアット500」ベースの「アバルト500」も発売予定

アバルト グランデ プント

  フィアット グループ オートモービルズ ジャパンは、「アバルト グランデ プント」を2009年2月14日に発売する。価格は、270万円。

フィアット傘下加入後の1974年に、WRC向けに開発した「124アバルトラリー」

  フィアット グループ オートモービルズ ジャパンは、2009年よりアバルトブランドの日本におけるオフィシャルインポーターとなり、アバルト グランデ プントのほか「フィアット500」をベースとした「アバルト500」の販売も2009年春に予定している。

  アバルト グランデ プントは、直列4気筒 DOHC 16バルブの1.4リッターターボエンジンを搭載。IHI製のターボチャージャーを装備し、最高出力は114kW（155PS）/5500rpm、最大トルクは201Nm（20.5kgm）/5000rpmで、最高速度は208km/h、0～100km/hの加速は8.2秒だと言う。また、インストルメントパネルに装備された「SPORT BOOST」を押下することで、最大トルクが230Nm（23.5kgm）/3000rpmに増大し、パワーステアリングの設定も変更される。

  トランスミッションは6速MTを搭載。ブレーキは4輪ともディスクブレーキで、フロントはブレンボ製4ポッドキャリパーとベンチレーテッドディスクを装備。サスペンションは、フロントはアンチロールバー装備のマクファーソンストラット式を、リアはトーションバー式を採用しており、アンチロールバーを直径19mmに拡大、フロントスプリングのレートを20％アップ、15mmローダウンのセッティングを施しロードホールディング性を向上させている。また、横滑り防止機構「ESP」を装備し、解除できない機構となっている。

  エクステリアは、ベース車と比較してフロントで5mm、リアで10mmのワイドトレッド化が図られているほか、専用デザインのバンパーを採用したエアインテーク開口面積の拡大、サイドスカート/ホイールアーチリム/プラスチックアンダーボディで形成されるボディ下部の空力処理を施している。このほか、17インチアルミホイール、アバルトのネーム入りの赤いストライプ、赤いドアミラー、黒いルーフスポイラー、フロントグリル/リアハッチ/両サイドのアバルトのバッジを架装している。

  インテリアでは、インストルメントパネルをスポーティーなデザインとし、ブラックレザーとレッドステッチを採用したステアリングホイールとシフトレバー、ビルトインタイプのヘッドレストを内蔵した専用スポーツシートをなどを装備する。

  ボディサイズは、4060×1725×1480mm（全長×全幅×全高）で、重量は1240kg。駆動方式は前輪駆動で、左ハンドル仕様のみ用意する。

  フィアット グループ オートモービルズ ジャパンは、2009年1月9日～11日にかけて「東京オートサロン2009」と同時開催のイベント「インポートオートサロン2009」にてアバルト グランデ プントを日本初公開するほか、アバルト500のイタリア本国仕様車も公開する予定だ。

アバルト500（イタリア本国仕様車）

■URL
フィアット グループ オートモービルズ ジャパン株式会社
http://www.fiat-auto.co.jp/
アバルト（2009年1月22日～）
http://www.abarth.jp

（編集部：大久保有規彦）
2008年12月17日