首都高、10号晴海線と豊洲出入口を2009年2月11日に開通 高速道路初の白色LED照明を採用。報道陣向けに事前公開を実施 |
首都高速道路は12月18日、10号晴海線と豊洲出入口を2009年2月11日15時に開通すると発表。報道陣向けに現場見学会を実施した。
10号晴海線は、湾岸線の東京都江東区有明2丁目付近から東京都道304号(晴海通り)に設置予定の晴海出入口までを結ぶ高速道路。東京都による臨海副都心および豊洲・有明地区の再開発事業の一環として整備される高速道路。あわせて新設する東雲JCT(ジャンクション)で湾岸線に接続し、江東区豊洲6丁目、東京臨海新交通臨海線(ゆりかもめ)の新豊洲駅付近に設置される豊洲出入口までの1.5km、往復2車線が部分開通する。
この開通によって、横浜や羽田、千葉方面から都心にかけて、9号深川線の箱崎JCTや11号台場線の浜崎橋JCTといった渋滞の多いポイントを避けてアクセスすることが可能となり、利便性の向上や所要時間の短縮が見込まれている。また、豊洲地区へのアクセスについても、特に横浜方面からは臨海副都心出入口から一般道を走行する必要があったものが、豊洲地区まで高速道路でアクセス可能となり、湾岸線東行きの有明JCT~辰巳JCT間の4車線化工事が2007度末に完成したことと相まって、アクセス性が向上するとしている。
また、10号晴海線の特徴として、照明に高速道路としては初めてとなる白色LEDを採用。消費電力が3割削減できるためCO2の削減が期待できるほか、長寿命なため照明交換に伴う工事回数も削減できると言う。このほか、舗装には通常の舗装と比較して隙間を大きくすることで、低騒音化や水はけの向上が図れる高機能舗装を採用している。
首都高では、10号晴海線の開通に先立って、2009年1月25日10時~15時30分に一般開放イベント「首都高スカイウォークin晴海」を開催する。イベントは参加無料で、開通前の10号晴海線を一般公開し、歩行できるほか、周辺企業の協賛によるスタンプラリーや撮影会、事業車両の展示、高速道路本線で初めてとなる一般公募による結婚式「晴海ヴァージンロード・ウェディング」などを実施する予定だ。
■豊洲出入口
豊洲入口 | 豊洲入口から料金所までのレーン | |
豊洲出口。出口の案内表示板は設置済み | 豊洲出入口のレーンは、料金所までが未舗装であった。東雲JCT~料金所付近までは高機能舗装を施行済み | |
豊洲料金所。ブースやETCのバーなどはすでに設置されている |
■10号晴海線
■東雲JCT
■10号晴海線の概要
10号晴海線の概要説明を行った、首都高速道路株式会社東京建設局局長の飯島啓秀氏。10号晴海線の開通日時は、豊洲料金所前に設けられた会場で発表された 10号晴海線の整備形態 10号晴海線と東京臨海地域の土地開発状況 10号晴海線豊洲出入口開通によって期待される効果の詳細 豊洲地区へのアクセス向上の詳細 湾岸線の4車線化区間と開通日時
■URL
首都高速道路株式会社
http://www.shutoko.jp/
ニュースリリース
http://www.shutoko.jp/company/press/h20/1218toyosu.html
10号晴海線
http://www.shutoko-token.com/harumi/
首都高スカイウォークin晴海
http://www.harumi-event.jp/
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(編集部:大久保有規彦)
2008年12月18日