パイオニア、2009年モデルのカーオーディオ6製品を発売 有機ELパネルのiPod連携CDプレーヤやパワーアンプなど

DEH-P640

  パイオニアは、1DINサイズのCDプレーヤーやDVDプレーヤー、パワーアンプの合計6製品を1月下旬より順次発売する。価格は、プレーヤーが1万4700円～3万1500円、パワーアンプが2万6250円～4万2000円。

  今回発売する製品は、1DIN CDプレーヤーが「DEH-P640」「DEH-P540」「DEH-340」の3製品。1DIN DVDプレーヤーが「DVH-P540」の1製品、パワーアンプが「GM-A5400」「GM-A5200」の2製品となる。

  DEH-P640は、今回発売のCDプレーヤーでは最上位となる機種。本体前面にUSBポートとAUX入力端子を装備。USBでは、iPodやiPhone 3Gの再生/操作/充電、その他デジタルオーディオプレーヤーやUSBメモリーに保存されたMP3/WMA/AACファイルの再生が可能だ。また、iPodの操作については、USB接続時でもiPod本体から操作ができる「コントロールモード」も利用できる。

  また、日本語を3行まで表示できる有機ELディスプレイを装備。オプションのBluetoothアダプター「CD-BTB10」を利用することで、Bluetooth対応デジタルオーディオプレーヤーや携帯電話の音楽再生と操作、携帯電話でのハンズフリー通話が可能となる。

  オーディオ機能では、最大出力50W×4chのパワーアンプ「Power MOS FET」を装備。音響補正機能では、圧縮オーディオの音質を改善する「アドバンスド・サウンドレトリバー」、走行時のロードノイズを内蔵マイクで検出して音量や音質を自動補正する「f特補正型リアルタイムASL」、4パターンの音場設定ができる「バーチャルサウンドクリエーター」、7バンドイコライザー、バスブースター、ローパス（サブウーファーコントロール）＆ハイパスフィルターなどを搭載する。

  DEH-P540は、DEH-P640からディスプレイを1行の英語表示とするほか、f特補正型リアルタイムASL、バーチャルサウンドクリエーターを省略、イコライザーを3バンド12ポイントパラメトリックとしたモデル。また、キーイルミネーションとディスプレイのカラーをブルーまたはレッドから選択できる「デュアル･キーイルミネーション＆ディスプレイ」を搭載している。

  DEH-340は、DEH-P540からUSBポート、Bluetoothアダプター対応、アドバンスド・サウンドレトリバー、バスブースター、デュアル･キーイルミネーション＆ディスプレイを省略したモデル。また、イコライザーが3バンドとなるほか、CDのビットデータを検出してデジタル補正を行う「ビットメトリックス」を搭載する。

  DVH-P540は、DEH-P640と同様にUSB接続によるiPodの再生/操作/充電ができるDVDプレーヤーで、コントロールモードも搭載する。映像機能では、DVDビデオのほか、VRモードで録画したDVD-R/RWディスク、DVD-R/RWに保存したDivXファイルの再生に対応。地上デジタル放送やBSデジタル放送のなどのCPRMにも対応する。また、フロントAV入力端子を装備しておりiPodに保存した動画や、アルバムジャケット画像の表示も可能だ。

  オーディオ機能では、50W×4chのPower MOS FETを装備し、アドバンスド・サウンドレトリバー、ビットメトリックス、3バンドイコライザーなどを搭載。別売のDSPユニット「DEQ-P9」を利用することで、5.1chシアターシステムも利用可能となる。

DEH-P540	DEH-340	DVH-P540

  GM-A5400は、120W×4chのパワーアンプ。高品位半導体素子の「MOS FET」を電源部に採用しているほか、パワーアンプへの電源供給を強化するバスバーを採用することで、安定した電源供給とクリアな音質を実現したと言う。また、耐振性に優れるとするH型シャシーを採用しているほか、信号経路に混入するノイズ成分を分離することで高S/N比を実現したとしている。こほのか、フルレンジRCA出力端子、ローパス＆ハイパスフィルター、スピーカーライン入力端子を装備する。

  GM-A5200は、250W×2chのパワーアンプ。GM-A5400と比較して、フルレンジRCA出力端子、ローパス＆ハイパスフィルターを省略し、ローパスフィルターとバスブースト機能を装備。このほかの仕様はほぼ同一となる。

GM-A5400	GM-A5200

■ラインナップ

■URL
パイオニア株式会社
http://pioneer.jp/
ニュースリリース
http://pioneer.jp/press/2009/0108-1.html

（編集部：大久保有規彦）
2009年1月8日