三菱ふそう、「ITS-Safety2010」参加車両「FUSO ASV-4」を開発 衝突事故防止システムや、停止車注意システムなどを搭載

FUSO ASV-4

  三菱ふそうトラック・バスは1月29日、ITS推進協議会によるITS（Intelligent Transport System）の実証実験「ITS-Safety2010」の参加車両「FUSO ASV-4」を開発したと発表した。

  ITS-Safety2010は、ITS推進協議会が東京都の臨海副都心にて1月12日より順次実施している実証実験で、2月25日からは一般向けの公道走行公開デモンストレーションも実施する。

  FUSO ASV-4は、同社の大型トラック「スーパーグレート」をベースとした実験車両。電波による車車間通信機能、光ビーコンなどによる路車間通信機能などを搭載し、国土交通省自動車交通局が推進する「ASV（Advanced Safety Vehicle：先進安全自動車）」に基づいた左折/右折、出会い頭、追突の衝突事故などを防止するシステムを搭載している。

  また、警察庁が推進する「DSSS（Driving Safety Support Systems：安全運転支援システム）」に基づいた、光ビーコンによる路車間通信機能を利用して標識情報を認識し、運転者に注意喚起するシステム。国土交通省道路局が推進する「スマートウェイ」に基づいた、電波による路車間通信を利用して見通しの悪い地点の停止車両や渋滞などを注意喚起するシステムも搭載している。

  なお、ベース車には室内カメラで認識した車両のふらつきや修正操舵といった運転操作から運転者の運転注意力をモニターし、注意力低下を検知した場合に警告を発する「MDAS‐III（Mitsubishi Driver's Attention monitoring System-III：エムダススリー」。ミリ波レーダーによる車間距離警報装置「ディスタンスウォーニング」などの安全機能も装備されている。

■URL
三菱ふそうトラック・バス株式会社
http://www.mitsubishi-fuso.com/
ニュースリリース
http://www.mitsubishi-fuso.com/jp/news/news_content/090129/090129.html
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（編集部：大久保有規彦）
2009年1月29日