BMW、デザイン部門責任者のクリス・バングル氏が退任 |
BMW AGは2月3日(現地時間)、デザイン部門統括責任者のクリストファー・バングル氏の退任を発表した。後任はエイドリアン・ファン・ホーイドンク氏。
バングル氏は米国出身で、オペル、フィアットを経て、1992年にBMWのデザイン部門統括責任者に就任。2001年に発表した最上級セダン「7シリーズ」の前衛的なデザインが、物議を醸したが、バングル流デザインがBMWのほかのシリーズに施されるにつれ、他社もそのエッセンスを取り入れるほどの評価を得るようになった。バングル氏はMINI、ロールスロイス、オートバイのデザインも手がけたほか、BMWグループ・デザインワークスUSAを設立し、同社のデザイン部門を強化した。
後任はエイドリアン・ファン・ホーイドンク氏。現在はブランド・デザインスタジオ・フォー・BMWオートモビル所長で、長年バングル氏の右腕として活躍し、新型7シリーズ、新型Z4、ジュネーブモーターショーで発表予定の新コンセプト車「プログレッシブ・アクティビティ・セダン」などを手がけた。
バングル氏は今後、BMWグループとのつながりは維持しつつも、自動車以外のデザインにも乗り出すとしている。
■URL
ビー・エム・ダブリュー株式会社
http://www.bmw.co.jp/jp/ja/
ニュースリリース(PDF)
http://www.bmw.co.jp/jp/ja/_imported_external_contents/general/press/shared/pdf/090205.pdf
(編集部:田中真一郎)
2009年2月5日