東京都とオリックス自動車、都営浅草線10駅でカーシェアリング 入会費が無料に。交通ICカードの2000円クーポンも |
2009年2月9日発表 |
東京都環境局および交通局とオリックス自動車は2月9日、都営地下鉄浅草線10駅にカーシェアリングステーションを設置し、2月10日~8月10日の期間限定でカーシェアリングと公共交通機関を連携させたモデル事業を実施すると発表した。
カーシェアリングとは近年注目されているサービスで、1台の車を複数のユーザー(会員)で共同利用するもの。共同利用することで、車にかかる経費などを分担できるほか、1人あたりの走行距離も減るため環境にもよいと言われている。鉄道と連携することで、より環境負荷軽減効果も高まり、渋滞の減少にもつながる。
今回のモデル事業は、オリックス自動車がすでに開始しているカーシェアリングサービス「プチレンタ」を使って行われ、都営地下鉄浅草線の10駅にカーシェアリングステーションを設置。通常、カーシェアリングサービスへの入会金が個人5250円、法人9800円かかるところが無料になる(月会費、利用料は有料)。
そのほか、参加者にはPASMOなど交通系ICカードの2000円クーポンも発行される。モデル実験への参加者数の上限は設定されていないと言う。
カーシェアリングステーションが設置される浅草線の駅は、西馬込、中延、大門、宝町、日本橋、人形町、東日本橋、浅草、本所吾妻橋、押上。
東京都はこのモデル事業の検証結果を踏まえ、ほかの鉄道沿線への展開や電磁自動車への活用方策について検討していくとしている。
(編集部:谷川 潔)
2009年2月9日