トヨタ、「ヴィッツ」の特別仕様車「Chambre a Paris collection」 新プロジェクト「デコクレ」第1弾モデル。ファッションブランドとのコラボも |
トヨタ自動車は、コンパクトカー「ヴィッツ」の特別仕様車「Chambre a Paris collection(シャンブル ア パリ コレクション)」を2月9日に発売する。価格は124万9500円~148万500円。
この特別仕様車は、トヨタの新プロジェクト「デコクレ」の第1弾モデルとして販売する商品。デコクレは、フランス語のショーウィンドウデザイナーという意味の言葉「DECORATEUR-CREATEUR(デコラトゥール-クレアトゥール)」を元にしており、自分の価値観にこだわりを持ってライフスタイルを作り出しているユーザー向けに、ファッションやグルメと同様に車にも興味を持ってもらいたいとの思いから取り組むプロジェクト。「お客様の好きな世界」をテーマに、開発から販売までの各プロセスで一貫してその世界を訴求していくとしている。
第1弾モデルのヴィッツ Chambre a Paris collectionは、全国の女性約1万人からの意見を取り入れ、「パリの小部屋」の世界を表現したデザインを採用している。ヴィッツ「F」の1.0リッターおよび1.3リッターモデルをベースに、インテリアには、フレンチターコイズのシート表皮とドアトリムオーナメント、白板調フロアマット、ホワイトオプティトロンメーター、ステアリングホイールベゼル、アンティークゴールド調のヒーターコントロールパネルなどを追加。また、前席シートは座面とヘッドレストを専用シートカバーで模様替えできる仕様とする。
エクステリアでは、専用ホイールキャップを装備するほか、専用ボディーカラー「フロスティーグリーンマイカ」と「シルキーゴールドマイカメタリック」を用意する。価格は、2WD車(FF)の1.0リッターモデルが124万9500円、1.3リッターモデルが131万2500円、4WD車は1.3リッターモデルのみで148万500円。いずれもベース車から7万3500円高となる。
シルキーゴールドマイカメタリック | 専用ホイールキャップ | フレンチターコイズのシート。座面とヘッドレストにシートカバーを装着 |
白板調フロアマット | アンティークゴールド調ヒーターコントロールパネル | デコクレは第2弾の「iQ」をはじめ、第3弾、第4弾も予定している |
トヨタ自動車は、ヴィッツ Chambre a Paris collectionの発売にあわせて、同日に都内で発表会を実施した。この発表会は、アパレルのヒロタとブランドプロデュースを手がけるブランディングによって3月より販売を開始する新ファッションブランド「31 Sons de mode」と共同で実施したもの。トヨタは、3月7日に開催されるファッションショーイベント「第8回東京ガールズコレクション」のステージやブースに同ブランドと共同参加するほか、今後販売プロモーションにおいてもコラボレーションするとしている。
発表会は、俳優の沢村一樹さん、ファッションモデルの梨花さん、31 Sons de modeブランドディレクターの風間ゆみえさんが出席。トヨタと31 Sons de modeとのコラボレーションについて「初めはどうかなと思ったけど、新しい発信の仕方とかできれば面白いかも知れないと思いました」と風間ゆみえさんがコメント。ヴィッツ Chambre a Paris collectionについては、同製品のイメージキャラクターでもあり31 Sons de modeのイメージキャラクターも務める梨花さんは、「女の子ぽくて、すごくかわいいと思います」とコメント。沢村一樹さんは、「シンプルなので、隣に男性が乗ることもできていいですね」とコメントしていた。
【お詫びと訂正】初出時、デコクレ第2弾以降のラインナップにつきまして誤記がございました。お詫びして訂正いたします。
(編集部:大久保有規彦)
2009年2月9日