GM、ジュネーブショーにSAABのクロスオーバー「9-3X」を出展

3月3日発表


  General Motorsは、SAABの新型クロスオーバーSUV「9-3X」を、3月3日から開催される「ジュネーブモーターショー」で発表する。

  9-3Xは、「9-3」をベースとしたクロスオーバーSUVで、車高が4WD車で35mm、2WD車(FF)が20mm高く設定されており、舗装路と悪路の走破性を両立させている。エンジンは、バイオエタノール混合ガソリン「E85」にも対応する2.0リッター ターボエンジンを搭載し、最大出力は155kW(210HP)、最大トルクは300Nm。同社の電子制御式フルタイム4WDシステム「XMD」との組み合わせは初で、トランスミッションは6速MTを採用する。

  このほか、2WDの1.9リッター ディーゼルターボエンジン搭載モデルも用意。ディーゼルターボエンジンの出力は132kW(180HP)、トルクは400Nm、CO2排出量は145g/km以下としている。ガソリンターボ/ディーゼルエンジンのトランスミッションは6速MTまたは6速ATを用意する。

  エクステリアでは、悪路から車体を守る新設計の灰色の前後バンパー、アルミマット仕上げのスキッドパネル、ブラックのルーフレール、17インチアルミ合金ホイール、2本の丸形排気口、クロム仕上げの縁取りを設けたフォグランプなどを採用する。

  インテリアでは、ドア縁やグローブボックス、シフトレバー周辺のメタリック仕上げや、灰色ステッチのレザーシート、スキーハッチを設けた6:4分割可倒式リアシート、ツインフロア収納機能などを採用。ラゲッジルームはシートアレンジによって477~1331Lの容量と、最長で2.5mの長さの荷物を置けるスペースを確保している。