三菱電機、高速走行対応の車載用ハイビジョンAVシステム技術
地デジ受信向上技術や1DIN BDプレーヤーのプロトタイプを開発
1DINサイズのBlu-ray Discプレーヤーのプロトタイプ


車載用ハイビジョンAVシステム技術の概要
  三菱電機は2月12日、地上デジタル放送受信向上技術や1DINサイズのBlu-ray Discプレーヤーのプロトタイプなど、高速走行時に利用できる車載用ハイビジョンAVシステム技術を開発したと発表した。

  地デジ受信技術では、高速移動時の受信性能を向上する独自の「適応型歪補償技術」を開発。電波を安定して受信できる限界車速を同社比1.3~1.5倍まで向上させることに成功し、高速道路でも地デジ放送の画像が乱れにくくなったとしている。また、反射された電波や、複数の送信アンテナから同一放送を同一チャンネルで同時送信するSFN(Single Frequency Network)環境で発生する電波障害を抑制する技術「電波干渉抑圧技術」を開発し、受信性能を向上させ安定して受信できるエリアを拡大したと言う。このほか、外付けメモリーを1チップに内蔵しつつチップサイズを小型化することで、復調部の基板占有面積を従来の約1/3に縮小した第2世代車載用復調LSIを開発した。

  BDプレーヤーは、178×180×50mm(幅×奥行き×高さ)の1DINサイズで、BD-ROM/-R/-RE、DVD-ROM/-R/-RW、CD-DAに対応。映像信号処理基板の実装密度を1.5倍とし、ディスクローディング用の小型搬送機構系を新規開発することで、デッキ部分の容量を従来の1/3に小型化したと言う。また、新緩衝システムを開発し、走行中に振動を受けてもBDを安定して再生できる耐振性能を実現したとしている。このほか、ソフトウエアを部品化しGUIを含めたソフトウエア開発が効率的に行える、再利用性が高いBDアプリケーションプラットフォームを開発した。

  三菱電機では、地デジ受信技術を適用したチューナーを2009年度に製品化し、その後高級機市場向けにBDプレーヤー機能搭載の車載AVシステムを製品化するとしている。