Audi、「A4 allroad quattro」 最新A4ベースのクロスオーバーカー |
Audiは2月15日(現地時間)、「A4 allroad quattro」(A4オールロードクワトロ)を発表した。欧州では初夏に出荷される。価格は3万7100ユーロから。
A4 Avantをベースにオフロードでの走行性能を向上させたクロスオーバーモデル。日本ではA6 Avantをベースとしたオールロードクワトロが販売されていたが、現在ではラインナップから外されている。
ボディーサイズは4720×1840×1500mm(全長×全幅×全高)、ホイールベース2810mm。バンパーやフェンダーの大型化により、A4 Avantよりやや大きくなった。最低地上高を180mmに高め、オフロードに対応した。トレッドはフロント1583mm、リヤ1574mmで、リヤがA4 Avantより20mm広げられている。
また、Offroad Detection(ORD)が路面状況を認識し、ESP(Electronic Stabilization Program)のコントロールパラメーターを調整することで、オフロードでの操安性を高める機能も持つ。
直列4気筒の2リッター直噴ガソリンターボエンジンを搭載する「2.0 TFSI」、直列4気筒2リッターディーゼルターボエンジンを搭載する「2.0 TDI」、V型6気筒3リッターターボディーゼルエンジンを搭載する「3.0 TDI」が用意される。2.0 TDIには6速MTが、ほかの2つはデュアルクラッチトランスミッションの7速Sトロニックが組み合わされ、ステアリングコラムにシフトパドルを備える。
2.0 TFSIは最高出力155kW(211BHP)、最大トルク350Nm。0-100km/h加速は6.9秒、最高速度は230km/h、燃費は約12.3km/L。
2.0 TDIは最高出力125kW(170BHP)、最大トルク350Nm。0-100km/h加速は8.9秒、最高速度は213km/h、燃費は約15.6km/L。
3.0 TDIは最高出力176kW(240BHP)、最大トルク500Nm、0-100km/h加速は6.4秒、最高速度は236km/h、燃費は約14km/L。
4WDシステムの前後トルク配分は通常40:60だが、状況によって65:35~15:85に変化する。
ラゲッジスペースの容量は490L。リアシートをたたむと容量1430L、全長178mmに拡大できる。
ベースモデルには7本スポークの17インチホイール、ヘッドライトウォッシャー、ルーフレール、ラゲッジコンパートメントカバー、リバーシブルロードライナー、オートエアコン、電動パーキングブレーキ、CD付きサウンドシステムが装備される。
オプションで、ハイビームとロービームを自動で切り替えるハイビームアシスタント、2分割のパノラミックグラスルーフ、電動テールゲート、3ゾーンエアコン、キセノンプラスヘッドライト、LEDデイタイムランニングライト、コンフォートシート、14スピーカー/505WのBang&Olufsenサウンドシステムなどが用意される。
Sトロニックモデルにはオプションで「Audi drive select」を追加できる。Audi drive selectは、コンフォータブル、スタンダード、スポーツの3つのセッティングモードを選択できるシステムで、エンジンのスロットルレスポンス、パワステ、Sトロニックのシフトポイントが制御される。
さらに、レーンアシスト(レーンキープ機能)、サイドアシスト(レーンチェンジ支援)、アダプティブクルーズコントロールなども装着可能。
(編集部:田中真一郎)
2009年 2月 16日