JAF、燃料入れ間違いトラブルの全国調査結果
昨年比3割減。「軽自動車だから軽油」の間違いが目立つ



 JAF(日本自動車連盟)は2月13日、ガソリンスタンドでの燃料入れ間違いによる救援依頼についての全国調査結果を発表した。調査期間は2008年12月1日~2009年1月31日。

 燃料入れ間違いによる救援依頼の数は、期間中に236件。2007年~2008年の調査と比較すると3割減った。

 発生した場所は、セルフスタンドが185件、有人スタンドが23件と、セルフスタンドでの間違いが圧倒的に多い。また間違えた燃料の種別は、ガソリン車に軽油を入れてしまったのが124件、ディーゼル車にガソリンを入れてしまったのが92件。灯油を入れてしまったのが11件。

 間違いの理由で目立つのは、代車やレンタカーなどに、「いつも乗っている車と同じ燃料を入れてしまった」というもの。「新車にどちらを入れるのか分からなかった」という理由もある。クルマ好きには意外なことだが、「軽自動車には“軽”が付くので軽油を入れるものと思った」という勘違いも多い。

 また、「セルフスタンドで操作を間違えた」、「うっかり」という理由も多い。特殊な例では、「オイルキャップを外してガソリンを入れた」というケースが1件ある。

 いずれにせよ、自分が乗る車の燃料の種類をきちんと確かめる習慣を付けることの重要性が分かる。また、セルフスタンドでは燃料の種類とともに、給油の操作方法を確認する必要があることも分かる。


(編集部:田中真一郎)
2009年 2月 17日