Lotus、「Exige S」の2010年モデルをジュネーブモーターショーで公開 燃費と空力を改善 |
Lotus Cars(ロータス)は、3月3日から開催されてる「ジュネーブモーターショー」で「Exige S(エキシージS)」の2010年モデルを公開した。
2010年モデルでは燃費改善が行われており、CO2排出量を199g/km、燃費を約11.8km/Lに改善している。空力面ではボディーの軽量化に加えて、リアウイングに2007年のジュネーブショーで出展した「Exige GT3 road car concept」をベースとしたデザインを採用。2009年モデルと比較してウイングの幅を181mm、高さを46mm拡大したほか取付位置を61mm後方に変更している。このほか、リアボディシェルの改良やサイドリップの採用などでドラッグを減少させ、160km/h走行時で42kgのダウンフォースを確保している。
フロントエンドの改良も行われ、ラジエーター吸気口を拡大したほか、前輪より前方に2つのオイルクーラー用の吸気口を追加した。このほかでは、前席両側のエアバッグが標準装備化され、バックライト付きダイヤル、車両情報をスクロール表示するディスプレイ、燃費計やトリップメーターを兼ねたディスプレイ、3灯式のシフトガイドランプ、イモビライザーなどを装備する。
マイクロファイバースウェードのインテリア、革張りのセンタコンソール、iPod接続機能、遮音キット、カップホルダーなどを付加した「Touring pack」と、ビルシュタイン製スポーツダンパー、トラクションコントロール、フロントアンチロールバー、T45ロールバーを付加した「Sport pack」をラインアップする。
また、Magnuson/EatonのM62スーパーチャージャーを搭載したほか、ブレーキにAP Racing製4ポットキャリパーと308mmクロスドリルドベンチレーテッド・ディスクを採用し、前後ブレーキパッドの容量増大、クラッチの容量増大、ルーフスクープの大型化を図り、可変式のスリップトラクションコントロールやローンチコントロールを追加することで、出力を179kW(240PS)/8000rpmに拡大した「Performance Pack」も用意する。
(編集部:大久保有規彦)
2009年 3月 4日