MINIの生誕50周年記念パレード&トークショーを開催 40台以上のMINIが八重洲口や銀座を走り、トークショーも充実の内容 |
ビー・エム・ダブリューは3月7日、3月2日(MINI[ミニ]の日)に発表した、生誕50周年記念パレード&トークショーを開催した。
これは、1959年に英国British Motor Companyが初代MINIを発売したのを記念したイベントで、アニバーサリー・ランには新旧40台以上のMINIが参加した。走行ルートは、同社ショールーム「BMW Group Studio」(東京都千代田区丸の内)近くの鍛冶橋交差点を起点とし、東京駅八重洲口前を通って銀座の中心街を走るというもの。アニバーサリー・ランは13時から始まり、銀座4丁目の交差点では土曜日ということもあって、多くの買い物客の注目を集めていた。
アニバーサリー・ラン終了後は、15時からアニバーサリー・ラン参加者向けに「MINI SUMMIT」と題したトークショーを実施。登壇者は、雑誌「MINI FREAK」編集長の田代基晴氏と、ビー・エム・ダブリュー株式会社MINIディビジョン本部長の伊藤雄一郎氏で、自らもMINIのオーナーであり「助手席の気持ち」というブログを持つ新妻靖子氏の司会によって行われた。
トークショーの内容はとても充実したもので、田代氏がMINIの成り立ちからを紹介。MINIのチーフ・エンジニアであったアレック・イシゴニス氏がMINIのコンセプトを紙ナプキンにメモしたこと、1964年のモンテカルロ・ラリーでの優勝がフランス人オーガナイザーによって阻まれたことなどが語られた。
伊藤氏もトークショーの観客がMINIユーザーであることからか、かなり気合いの入ったしゃべりで対応。以前はBMWを担当しており、そのころはBMWに乗っていたせいか近所の人が話しかけてくれなかったが、MINIを担当しMINIに乗るようになってからは近所の人が声をかけてくれるようになったことや、MINIのマーケティングの裏話などが明かされた。
トークショーの最後には伊藤氏から2009年5月22日~24日まで、イギリスのシルバーストーンサーキットで開催されるファンイベント「MINI UNITED」が紹介された。MINI UNITEDは2年に1度開催されるイベントで、今年はMINIの生誕50周年となることから大規模なものになると言う。近畿日本ツーリストと協力して特別な旅行プランを準備しており、後日MINIのWebサイト「MINI.jp」に掲載するそうだ。
MINI UNITEDの紹介スライド。50周年となる今年は大規模なファンイベントとなる予定 |
ほかにもイベントを考えており、誕生日である8月26日には車でロゴを形作るカーロゴ作りや、秋に開催される東京モーターショーにおいても何かをやりますと結び、予定の1時間を大幅に越える形でトークショーを終えた。
BMW Group Studioが東京駅のすぐ側にあるせいか、トークショーの模様を外からうかがう通行人も多く、MINIへの注目度が高いことが感じられれるイベントであった。トークショーで使われたスライドでは、MINIのプロモーションの模様など普段目にしない写真も多く、全国のMINIファンのためにプロモーション紹介スライドを掲載しておく。
MINIのさまざまなプロモーション展開。このほかイギリスで制作されたCMも上映された。伊藤氏によると、MINIにはイギリスでは放送できるが日本では放送できないようなシニカルな内容のCMが多く、それらについてはディーラーで流しているそうだ |
(編集部:編集部:谷川 潔)
2009年 3月 9日