ETC通行料の地方区間平日全車種/全時間帯3割引以上などの詳細を発表 大都市近郊区間や本四高速などの平日割引も拡大。100km制限緩和も予定 |
100km制限緩和の概要 |
平日3割引は、NEXCO各社の地方区間を対象に3月30日から平日昼間割引適用と平日夜間割引の拡大を実施する。平日昼間割引は9時~17時までが割引時間で、適用対象は全車両。現在適用している5割引の通勤割引や深夜割引、3割引の夜間割引の条件も満たした場合は、割引率の大きい割引が適用される。このほか、1回の走行距離は100km以内が条件で、車両1台に付き1日2回まで適用される。また、平日夜間割引も従来の22時~0時に加え、4時~6時、20時~22時も適用時間となり、地方区間では平日全車種、全時間帯で3割引以上の割引が適用されることとなる。
大都市近郊区間では平日夜間割引の拡大のみが3月30日から適用され、走行距離が100km以内であれば従来から適用している5割引の早朝深夜割引が適用される。なお、平日昼間割引と通勤割引は走行距離が100kmを超過した場合は適用外となるが、今後100kmを超過した場合は100km分の通行料金を割引くよう緩和するほか、平日昼間割引の回数制限を廃止する予定だとしている。
平日3割引適用に先駆けて、本州四国連絡高速道路では3月23日から時間帯割引を導入する。時間帯割引はNEXCO各社が実施している通勤割引、深夜割引、平日夜間割引に加えて、3月30日から適用する平日昼間割引も適用。平日夜間割引も、拡大後の4時~6時、20時~0時となり、全車種、全時間帯で3割引以上の割引となる。なお、神戸淡路鳴門自動車道については、淡路島内区間の環境保全を目的に、平日0時~6時と22時~24時に本州四国間直通利用、または本州および四国から淡路島を利用する場合の淡路島内区間の料金を5割引とする。
このほか、4月1日から阪神高速道路の深夜割引の割引額を、現行の10%から20%に拡大するほか、NEXCO各社や首都高速道路、阪神高速道路で事業者向けの割引も開始する。加えて、関越トンネルや飛騨トンネルなど特定区間の3割引、東京湾アクアラインの平日通勤時間帯5割引、圏央道全線利用割引の継続と建設中区間開通後の割引適用、などといった割引を今後順次導入するとしている。
今後順次導入する主な割引 |
(編集部:)
2009年 3月 13日