ホンダ、「インターナビ」のデータを活用した事故防止対策の成果を公表
埼玉県での急ブレーキ回数が約7割減少

2009年3月31日発表


 本田技研工業は3月31日、カーナビ情報サービス「インターナビ」で収集したフローティングデータ「インターナビ・フローティングカーデータ」を活用した交通事故防止対策の成果を公表した。

 ホンダは、2007年12月よりインターナビ・フローティングカーデータを埼玉県に提供し、道路整備効果の検証や道路政策の立案などを支援していた。提供されたデータを元に、埼玉県が埼玉県朝霞県土整備事務所管内の急ブレーキ多発個所27カ所について現地調査や原因把握を行い、安全対策を16カ所で実施。対策後1カ月の急ブレーキ回数が約7割減少したと言う。埼玉県では、今後インターナビ・フローティングカーデータの活用を全県に拡大する予定だとしている。

 また、インターナビでは2008年4月から14都府県の警察と共同で自動車盗難などへの注意を促す「地域安全情報」を提供しており、3月31日から提供地域が28都府県に拡大するほか、提供データも2008年の発生状況に基づく最新データに更新する。

急ブレーキ多発個所であった国道254号(和光市)の対策前の模様国道254号の対策後の模様。街路樹を剪定して見通しを確保した
急ブレーキ多発個所であった国道463号(新座市)の対策前の模様国道463号の対策後の模様。路面標示で速度抑制を注意喚起している

(編集部:)
2009年 3月 31日