ブリヂストン、「第6回ブリヂストンこどもエコ絵画コンクール」入賞作品発表
101点の入賞作品をメルセデス・ベンツの「F-Cell」にプリントラッピング

101点の入賞作品がプリントラッピングされたメルセデス・ベンツの燃料電池車「F-Cell」を中心にして受賞者と関係者で記念撮影

2009年3月31日発表




授賞式の挨拶を行うブリヂストンの荒川詔四社長

 ブリヂストンは3月29日、ブリヂストン本社内にて「第6回ブリヂストンこどもエコ絵画コンクール」の入賞作品の発表と授賞式を開催した。

 ブリヂストンこどもエコ絵画コンクールは、2003年度より毎年開催されている絵画コンクール。第6回となる、2008年度は日本在住の小学生以下の子供を対象に行われ、募集テーマは「みんなとみたい ふうけい」が設定されていた。テーマは毎年異なるもののブリヂストングループが2002年に制定した環境理念「未来のすべての子供たちが『安心』して暮らしていけるために…」という願いのもとに開催されており、今年は1万2107点の応募作品が集まった。

 その中から審査員特別賞5点、ブリヂストンサイクル賞10点、ブリヂストンスポーツ賞10点、ブリヂストン賞76点の合計101点が受賞作品となり、メルセデス・ベンツの燃料電池車「F-Cell」に作品がプリントラッピングされた。そのほか、応募点数の多かった団体(小学校など)には、北海道・東北、関東・甲信越、中部、近畿・中国・四国、九州・沖縄と地区ごとに団体上位賞を設け、6団体が受賞した。

審査員特別賞を受賞した松田春風さんの「冬のオーロラ」。プレゼンターは荒川詔四社長
審査員特別賞を受賞した澤村信城さんの「牛」
審査員特別賞を受賞した根津秀輔さんの「ペンギンの親子」
審査員特別賞を受賞した堀部莉央さんの「つばめの親子」
審査員特別賞を受賞した相原加奈さんの「たいようととり」。プレゼンターはメルセデス・ベンツ日本のマークオリバー・ナンディ副社長

 授賞式では、審査員特別賞を受賞した5名と、団体上位賞を受賞した1団体が代表として招かれ、主催者であるブリヂストンの荒川詔四社長から、作品がプリントされた盾や副賞の目録が手渡された。荒川詔四社長社長は、受賞者である子供たちに向けて「どの絵も自然や生き物をよく観察して素晴らしい作品でした。受賞作品は『F-Cell』という水を出して走り、空気をよごさない車にプリントされて飾られます。ブリヂストンの社員一同、みなさんが絵に描いたメッセージをしっかりと受け止めて美しい自然を守っていきたい」と挨拶をした。

コンテストの協賛メーカーであるメルセデス・ベンツ日本のマークオリバー・ナンディ副社長

 また、燃料電池車「F-Cell」のメーカーであるメルセデス・ベンツ日本からは3月30日に副社長に就任したばかりと言うマークオリバー・ナンディ氏が日本語で挨拶を行い、「みなさんが大きくなっているころにはF-Cellのような燃料電池車が一般的になっているでしょう。選考会で作品を拝見したが、どれもが地球環境の大切さを訴えかける素晴らしい作品でした。車メーカーには地球環境を守る責任があることに改めて気づかされました」と受賞者に語り、「大人になったら環境にやさしい製品を使うようにしてください」と結んだ。

漫画家のヒサ クニヒコ氏が審査の総評を行った

 審査の総評は、審査員を代表して漫画家のヒサ クニヒコ氏が行った。ヒサ氏は、1万2107点もの応募があるのはすごいコンクールであるとした上で「素晴らしい絵が多く集まりましたが、このコンクールは絵だけではなくそこにメッセージが込められています。どんな光景をこれからも見続けていたいか、1万2107個のメッセージが集まりました。審査では絵を見るのも楽しみでしたが、どんなメッセージを(子供たちが)我々に向かって発してくれているのか。それが楽しいし、また、ドキッとさせられる部分もありました」と語り、最後に作品の応募者と、1万2107点の作品を審査のために整理してくれたスタッフに謝辞を述べた。


表彰式のあと、101点の作品がプリントラッピングされたF-Cellをお披露目

 101点の受賞作品と、それらがプリントラッピングされたF-Cellは、4月1日より5月末までブリヂストン本社ビルの1階に展示され、ブリヂストンこどもエコ絵画コンクールのWebサイトにも掲載される。

 

(編集部:編集部:谷川 潔)
2009年 4月 1日