XFRのインテリア

　ジャガー・ランドローバー・ジャパンは、「XF」のグレードを拡充し4月21日より予約販売を開始する。発売は6月17日で、価格は650万円～1200万円。

　今回のグレード拡充は、V型8気筒 5.0リッターエンジンを搭載した「5.0 Premium Luxury」、トルク駆動可変カムシャフトタイミングを搭載した新型のV型8気筒 5.0リッター直噴エンジン「AJ-V8 Gen III」を搭載した「5.0 Portfolio」、AJ-V8 Gen IIIにスーパーチャージャーを追加した「XFR」の3グレードを追加した。既存のV型6気筒 3.0リッターエンジン搭載の「3.0 Luxury」「3.0 Premium Luxury」を継続し、一方でV型8気筒 4.2リッターエンジン搭載の「4.2 Premium Luxury」と、V型8気筒 4.2リッタースーパーチャージャー付きエンジン搭載の「SV8」を廃止した。今後は、全5グレード展開となる。

　5.0 Premium Luxuryは、エンジンを除いて3.0 Premium Luxuryとほぼ同等の装備となるグレード。また、5.0 Portfolioはラグジュアリーグレードに位置しており、ソフトグレインパーフォレーテッドレザーを採用した電動シートや、電動サンルーフ、19インチアルミホイール、Bowers＆Wilkinsプレミアムサラウンド・サウンドシステムなどを追加装備している。

　XFRに搭載されるスーパーチャージャー付きAJ-V8 Gen IIIは、最高出力375kw（510PS
）/6000～6500rpm、最大トルク625Nm/2500～5500rpmで、旧4.2リッターエンジンと比較して出力が23％、トルクが12％拡大されている。また、電子制御による可変ダンパーを採用した「アダプティブ ダイナミクス」や、後輪左右間で駆動トルクを効率的に分配する「アクティブディファレンシャルコントロール」、20インチアルミホイール、専用フロントバンパーやグリルを追加装備し、シートやステアリングホイールには専用ロゴを付加する。

　価格は、3.0 Luxuryが650万円、3.0 Premium Luxuryが760万円、5.0 Premium Luxuryが895万円、5.0 Portfolioが975万円、XFRが1200万円。いずれも6速ATを搭載し、3.0 Luxuryが右ハンドル車のみを、このほかは右/左ハンドル車を用意する。