レクサス、2009年も「LF-A」でニュルブルクリンク24時間に参戦
4.8リッター V10エンジンを搭載し、チューニングで戦闘力を強化

LF-A参戦車両(イラスト)

2009年4月21日発表


LF-A(2008年11月のTOYOTA MOTORSPORTS FESTIVALで撮影)
 レクサス(トヨタ自動車)は4月21日、5月21日~24日にかけてドイツ・ニュルブルクリンクサーキットで開催される「第37回ニュルブルクリンク24時間耐久レース」に、開発中のスポーツカー「LF-A」で参戦すると発表した。

 LF-Aでのニュルブルクリンク24時間レース参戦は2008年に続いて2回目となり、エンジン無改造のディビジョン2、SP8クラスに「GAZOO Racing」として参戦。参戦を通じてLF-Aの開発にフィードバックするほか、サポートスタッフには若手メカニックを中心に起用し人材育成として活用する。

 参戦車両は、LF-Aの試作車をベースとしたもので、4.8リッターのV型10気筒エンジンをフロントミッドシップに、パドルシフト式のシーケンシャルMTをリアミッドトランスアクスルに配置。外装素材にはCFRP(カーボン繊維強化樹脂)を採用し、最高出力は367kW(500PS)以上だとしている。

 加えて、ロールケージや燃料タンクなどのレース対応の安全装備、スポイラーなどの空力パーツを追加。2009年の参戦車両は、エンジンや駆動系、ボディ骨格などには大幅な変更を行っていないものの、コースにあわせた新たなチューニングを施して、戦闘力強化を図っていると言う。


(編集部:)
2009年 4月 21日