ケンウッド、2DINサイズのAV一体型HDDカーナビ「HDV-909DT」
USBなどから動画・音楽ファイルの再生/転送が可能

地上デジタルTVチューナー内蔵7V型タッチパネルHDD/USB/DVDカーナビゲーションシステム「HDV-909DT」

2009年6月発売
オープンプライス



 ケンウッドは、地上デジタルTVチューナー内蔵7V型タッチパネルHDD/USB/DVDカーナビゲーションシステム「HDV-909DT」を6月に発売する。価格はオープンプライスで店頭予想価格は20万円前後。

 HDV-909DTは、2DIN一体型のHDDカーナビ。本体前面は7.0V型(480×234ピクセル)液晶のタッチパネルを備え、40GBのHDDを内蔵する。地デジに関しては4チューナー×4アンテナの12セグ受信が可能で、DVD-VRのCPRMにも対応しているため記録型DVDディスクに録画した地デジ番組も再生できる。

 AV機能としては、USBストレージや記録型CD/DVDディスクからの動画、静止画、音楽ファイルの再生が可能で、内蔵HDDへの転送も可能。対応フォーマットは、動画がMPEG-1/2/DivX、音楽がMP3/WMA/AACとなっている。iPod/iPhone 3Gに関しては、別売のiPod/iPhoneインターフェースケーブル「KNA-i909」(6825円、6月発売予定)で、音楽はもちろん動画の再生やコントロール・充電が可能。Bluetooth対応携帯電話に関しても別売ユニット「KCA-BT200」(2万1000円)を接続ケーブル「KNA-BT909」(1575円)で接続することで、携帯電話内の音楽ファイルが再生できるほか、ハンズフリー通話も行える(ただし、携帯電話が音楽再生に関してはA2DP/AVRCPに、ハンズフリーに関してはHFP/OPPに対応していること)。

 最大50W×4chのアンプを搭載し、圧縮音楽ファイル用に16kHz以上の高域を生成・再生する「Supreme」、音楽CD用に44kHzの超高域を生成・再生する「Supreme EX」ほか、車室内特有の音場改善を図る「SRS WOW HD」も搭載する。

 ナビゲーション部に関しては、基本となる地図データに2008年8月現在のデータを採用し、全国31カ所のETC専用スマートIC(インターチェンジ)を収録するほか、昭文社提供の「渋滞ぬけみちデータ」を利用した「ぬけみちMAP表示」、通過時間のかかる踏切を表示する「ボトルネック踏切表示」も可能。VICSに関しては標準でFM-VICSに対応し、光・電波ビーコンには別売の「VF-M99」(2万6250円)を接続することで対応する。

 そのほか、2009年新保安基準に対応した後方確認用カメラ「CCD-2000」(2万5200円)が接続可能で、事故多発ポイントやスピードが出やすいポイント約670カ所を収録したオービスデータディスク「KNA-BC2009」(3990円、6月発売予定)も用意する。

【お詫びと訂正】記事初出時、HDV-909DVと記載しておりましたが、正しくはHDV-909DTです。お詫びして、訂正させていただきます。

(編集部:編集部:谷川 潔)
2009年 5月 11日