富士スピードウェイ「カローラ パレードラン」に150台が集結

曇り空の下、全車がヘッドライトを点灯してパレードランがスタート

2009年6月14日



ザ・ワンメイクレース祭はヴィッツ、ポルシェ、FJなどのワンメイクレースばかりを集めたイベント

 富士スピードウェイは6月14日、「カローラ パレードラン」を開催した。

 カローラ パレードランは、6月13日、14日に行われた「ザ・ワンメイクレース祭 2009 富士」を締めくくるイベント。同サーキット主催のアマチュアレース「富士チャンピオンレースシリーズ」に、7月からカローラアクシオGTによるワンメイクレースが加わるのをアピールするために開催されたもので、参加資格は「カローラと名の付く車ならなんでも」。

 14日はあいにくの曇り空で、時折小雨もぱらつく中、朝から続々とカローラがサーキットに集結。メインイベントたる各種ワンメイクレースを観戦したり、思い思いの場所でオフ会を開いたりして、パレード開始の15時を待った。

イベント会場に展示されたカローラアクシオGTワンメイクレース仕様車

 13時からはメインスタンド裏の広場で、「aprカローラアクシオGT」のドライバーとファンによる、じゃんけん大会や撮影会などの交流イベントが行われた。

 aprカローラアクシオGTは、aprがSUPER GTのGT300クラスに送り込んでいるマシン。V型6気筒エンジンをミッドシップ搭載する純レーシングマシンだが、カローラアクシオ風のカウルを纏い、カローラのイメージリーダーの役を担っている。aprは74号車と31号車の2台をエントリーしているが、74という数字は全国のカローラ販売店74社を表すという。

 イベントには74号車のドライバーである井口卓人選手と、31号車の坂本雄也、山内英輝の両選手が参加した。74号車のもう1人のドライバーである国本雄資選手は、ル・マン24時間レース出場のため、欠席した。

 また広場にはカローラアクシオGTのワンメイクレース仕様車2台を展示、うち1台はaprカローラアクシオGT 74号車と同じカラーリングが施されていた。

2台のワンメイクレース仕様車のうち、1台はaprカローラアクシオGT 74号車と同じカラーリングで展示。カローラアクシオGTワンメイクレースの車両規定はJAF N2クラスをベースとしているが、タイヤ、ターボチャージャー、ECUなど主要パーツを指定部品として、ランニングコストを下げている
aprカローラアクシオGTのドライバー。左から74号車の井口選手、31号車の坂本選手と山内選手。撮影会では参加者のさまざまな注文に応え、一緒に写真を撮っていたじゃんけん大会にはほとんどの参加者が列を成した。商品はaprカローラアクシオGTのプルバック・ミニカーなどイベントが行われたメインスタンド裏にも多数のカローラが集結した

 パレード参加者は14時30分にP15駐車場に集合、第13コーナー近くのゲートからレーシングコースに入り、メインストレートに2列の縦隊を作った。参加台数は150台。古くは1970年代のE20型から、最新のE140型まで、4ドアセダンから2ドアクーペ、3ドア/5ドアのハッチバック、ワゴン、スパシオやルミオンのようなトールボディーまで、多種多様なカローラが、メインスタンド前のストレートを埋め尽くした。

 メインストレートで参加者がそれぞれ記念撮影などを行ったあと、いよいよパレード開始。富士スピードウェイのオフィシャルカーが先導し、その後をaprの井口選手と山内選手がそれぞれカローラアクシオGTワンメイクレース仕様車で走行、それに参加者の隊列が続いた。パレードはレーシングコースを2周し、ピットから全車退出して解散となった。

P15駐車場に集まった参加車両。さまざまなボディー形状のカローラが多数並んだ
先導車はワンメイクレース仕様のカローラアクシオGT。井口選手と山内選手がドライブした
メインスタンド前のストレートを埋め尽くしたカローラ車を降りて後方を確認した井口選手(左端)は、壮観な光景に呆然先頭からは最後尾がかすんで見えない
ストレート上では降車してそれぞれに記念撮影などした痛車も参加
パレードがスタート。流れたBGMは「西部警察」富士スピードウェイの各種オフィシャルカーも参加した

(編集部:田中真一郎)
2009年 6月 15日