パイオニア、海外向けメモリーカーナビを開発 新地図フォーマットや音声認識、パソコンとの連携機能を搭載 |
パイオニアは6月29日、海外市場向けメモリーカーナビの新製品を6月より順次導入すると発表した。
今回導入する主な製品は、普及価格帯のモデルで「AVIC-U310BT」「AVIC-F310BT」、フラッグシップモデルでは「AVIC-Z110BT」「AVIC-F10BT」、中価格帯モデルでは「AVIC-X910BT」「AVIC-X710BT」「AVIC-F910BT」「AVIC-F710BT」を用意し、機種により北米、欧米、ロシア、オーストラリア市場に導入。価格は、北米市場での普及価格帯モデルの場合で600ドルから設定する。
普及価格帯モデルでは、新開発の地図データーベースフォーマット「L-FORMAT」を採用。L-FORMATにより、北米地図データをHDDカーナビの10分の1以下の1.4GBに圧縮し、内蔵メモリーを2GBとしたことで普及価格帯のメモリーカーナビの開発が可能となったとしている。
フラッグシップモデルには、2008年の北米モデルより導入された「自由会話型音声認識」を搭載。2009年モデルでは対応言語を英語以外にフランス語、イタリア語など7言語に拡大したほか、音声による住所検索も可能となった。また、メインメニューを自由にカスタマイズできる機能も追加している。
また、専用のパソコン向けソフト「FEEDS PCアプリケーション」を使用することで、SDカードを介してパソコンとカーナビの連携が可能となった。Googleの地図サービス「Google Maps」で検索した地点情報を取り込む機能「Send to GPS」や、走行履歴データをGoogle Maps上に表示する機能、GeoRSSを用いてWeb上で配信されるスポット情報を取り込める機能などが利用可能で、普及価格帯モデルとフラッグシップモデルでは、走行履歴データや給油情報からエコドライブ診断機能も搭載する。
このほか、AVIC-U310BTはAVIC-F310BT前面パネルが取り外せる「デタッチ・フェイス機構」を採用し、仏Parrot製Bluetoothモジュールを内蔵し、Bluetoothハンズフリー機能に対応している。
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2009年 6月 29日