日産、生理学研究に基づいた「フォレストエアコン」を開発
今秋発売予定の新型「フーガ」に搭載

「フォレストエアコン」イメージ図

2009年7月23日発表



 日産自動車は7月23日、生理学研究に基づいた「フォレストエアコン」を開発し、今秋発売予定の新型「フーガ」に搭載すると発表した。

 フォレストエアコンは、森林の空気を構成する風、温度、湿度、においの要素に着目し、それらを統合制御することで、室内環境を快適に保つというシステム。制御は、風や香りが乗員に対して与える影響が考慮されたものとなっている。

 主な特徴として、アッパーベント(上部送風口)とフロントベント(前面送風口)の吹き出し風量をランダムに制御することで自然なそよ風を再現した「ゆらぎ風」、みどりの香り(青葉アルコール)、香木の香り(ボルネオール)を交互に、間欠的に提供する「アロマ」、湿度センサーによってガラスの曇りを検知し、極度の乾燥を防ぐ「湿度制御機能」があり、湿度制御に関しては、外気温情報と車速情報が反映された制御システムとなっている。

 そのほか、既存技術を改良したものとして、さまざまな種類のにおいに対応できるようになった「におい・排出ガス検知式内外気自動切り替え機構」、従来よりイオン濃度を10倍に高めた「プラズマクラスターイオン(除菌機能付き)」、アレルゲンの除去効果を高めた「高性能フィルター」を搭載している。

 

(編集部:谷川 潔)
2009年 7月 23日