メルセデス・ベンツ、14年ぶりに復活した「Eクラスクーペ」 50台限定のデジーノ エディションも |
メルセデス・ベンツ日本は新型Eクラスのクーペモデル「E350クーペ」「E550クーペ」を、7月29日に発売する。価格はE350クーペが860万円、E550クーペが1095万円。
また限定50台の特別仕様車「E350クーペ デジーノエディション」が939万円で同日発売される。
5月に発売された新型Eクラス(W212)の2ドアクーペバージョン。先代、先々代には2ドアクーペがなかったので、Eクラスクーペは14年ぶりの復活となる。
セダン同様に直線を基調とした外観で、角形ヘッドライトや、リアフェンダー、トランクリッドなどのアクセントラインもセダンと同様だが、グリルの中に大型のスリーポインテッドスターが埋め込まれる。また、フロントバンパー左右にはLEDのナイトドライビングライトを備える。
2ドア化にあたり、サイドウインドーはピラーレスとなり、前後ともフルオープンする。乗車定員は4名で、789mmの前後シート間隔を確保している。HDDカーナビや地上デジタルTVなどをコントロールできるCOMANDシステム、harman/kardonと共同開発したサラウンドシステムなどを標準装備する。
歩行者との衝突時にボンネット後端を跳ね上げて衝撃を緩和する「アクティブボンネット」、先行車や対向車の有無でヘッドライトの照射範囲を自動的に調整する「アダプティブハイビームアシスト」、ドライバーの疲労や眠気を検知すると注意を促す「アテンションアシスト」、ヒルスタートアシストや急ブレーキ時の予圧などの機能を備える「アダプティブブレーキ」といった、ハイテク安全装備もセダン同様に標準で備える。
エンジンはE350が3.5リッターV型6気筒DOHC、E550が5.5リッターV型8気筒DOHC。E350クーペは平成17年排出ガス基準75%低減レベル(★★★★低排出ガス車)認定を、E550クーペは平成17年排出ガス基準50%低減レベル(★★★低排出ガス車)認定を取得している。
E350クーペは減衰力を自動的に調整するセレクティブダンピングシステムを、E550クーペとE350クーペのAMGスポーツパッケージ装着車は電子制御エアサスペンションシステム「ダイナミックハンドリングパッケージ」を備える。
特別仕様車の「E350クーペ デジーノ エディション」は、表面にパール加工を施したグラナイトパール デジーノ レザーをシートと内装に採用。シートは2トーンカラーとなる。ボディーカラーはパラジウムシルバーのみ。
足まわりはE550同様のダイナミックハンドリングパッケージと、チタニウムグレーペイント18インチAMG6ツインスポークアルミホイールを装備。パノラミックスライディングルーフが標準で装備される。
デジーノ エディションは左ハンドルのみとなる。
E350クーペ デジーノ |
E350クーペ | E550クーペ | E350アバンギャルド | E550アバンギャルド | |
価格 | 860万円 | 1095万円 | 850万円 | 1080万円 |
ステアリング | 左/右 | 左 | 左/右 | 左/右 |
全長[mm] | 4705 | 4715 | 4870 | 4880 |
全幅[mm] | 1785 | ← | 1855 | ← |
全高[mm] | 1395 | ← | 1455 | ← |
ホイールベース | 2760 | ← | 2875 | ← |
トレッド(前/後)[mm] | 1540/1545 | 1540/1535 | 1580/1600 | 1580/1580 |
最低地上高[mm] | 135 | ← | 140 | ← |
トランク容量[L] | 415 | ← | 531 | 515 |
車両重量[kg] | 1670 | 1730 | 1710 | 1870 |
エンジン | V型6気筒DOHC 3.5リッター | V型8気筒DOHC 5.5リッター | V型6気筒 3.5リッター | V型8気筒DOHC 5.5リッター |
最高出力[kW(PS)/rpm] | 200(272)/6000 | 285(387)/6000 | 200(272)/6000 | 285(387)/6000 |
最大トルク[Nm(kgm)/rpm] | 350(35.7)/2400-5000 | 530(54)/2800-4800 | 350(35.7)/2400-5000 | 530(54)/2800-4800 |
10・15モード燃費[km/L] | 9.1 | 7.7 | 9.5 | 7.8 |
(編集部:田中真一郎)
2009年 7月 29日