三菱自動車工業は7月30日、軽乗用車「eKワゴン」「eKスポーツ」「トッポ」の3車種、コンパクトカー「コルト」で燃費向上を図る一部改良を実施した。これによりeKワゴンで4グレード、eKスポーツで2グレード、トッポで3グレード、コルトで1グレードが新たにエコカー減税（50％軽減）に適合。eKワゴンの5速MTを除き、各車種とも価格は据え置きとなっている。

eKスポーツ「X」

　eKワゴン、eKスポーツでは、自然吸気エンジンの4速AT/2WDモデルでエンジンとトランスミッションの制御見直しが、また自然吸気エンジン全車で走行抵抗の低減が図られた。これにより、10・15モード燃費が0.4～2.2km/L向上し、eKワゴンの「M」（5速MT/4WD）、「MX」（4速AT/2WD）、「G」（4速AT/2WD）、「GS」（4速AT/2WD）、eKスポーツの「X」（4速AT/2WD）、「XS」（4速AT/2WD）が減税に適合した。

　同時に、eKワゴンにラズベリーレッドパールが、eKスポーツにミスティックバイオレットパールが新たなボディーカラーとして設定された。またメーカーオプションの「三菱マルチエンターテイメントシステム（MMES）」が、HDD方式からSSD方式に変更されている。

　トッポでもeKワゴン・eKスポーツ同様の変更が行われ、「M」（4速AT/2WD）、「G」（4速AT/2WD）、「ROADEST G」（4速AT/2WD）が新たに減税に適合した。また、エクステリア（外観）では「S」「M」のサイドターンランプのレンズカラーがアンバーになったほか、標準装備の13インチホイールカバーおよびメーカーオプションの13インチアルミホイールの意匠変更、ドアミラーの小型化、タイヤサイズを155/65 R13から165/65 R13に変更。そのほか、ボディーカラーではサンフラワーイエローソリッドを廃止して、新たにミスティックバイオレットパールを設定。MMESも同様にHDD方式からSSD方式に変更している。

　コルトでは、CVTの変速比見直しなどが行われ、10・15モード燃費で17.8km/Lから18.4km/Lに向上、平成22年度燃費基準＋15％を達成している。

トッポ「M」	コルト「Cool Very」

　価格は各車種とも据え置きのため、エコカー減税適合車種のみ記載する。

■eKワゴン

■ekスポーツ

■トッポ

■コルト