高速道路各社がお盆時期の交通状況を発表
30km以上の渋滞回数は前年比で234.8%に

2009年8月17日発表



 NEXCO東日本(東日本高速道路)、NEXCO中日本(中日本高速道路)、NEXCO西日本(西日本高速道路)、JB本四高速(本州四国連絡高速道路)は、2009年8月6日から8月16日までのお盆時期における高速道路の交通状況を8月17日に発表した。

 発表によると、同時期に10km以上渋滞した回数は498回で、対前年比164.4%となり、30km以上の渋滞は54回を数え、対前年比234.8%という結果となった。

 もっとも渋滞の長かった箇所についても発表され、下り線では8月13日に東北自動車道の矢板北PA(パーキングエリア)付近で69.0kmを計測、ワースト1位となった。次いで8月8日に東名高速道路の吉田IC(インターチェンジ)付近で55.0km、東北自動車道の佐野SA(サービスエリア)付近で51.6kmと続いた。

 上り線では8月14日の東北自動車道・矢板IC付近で計測された48.4kmが最長となり、東北自動車道の上河内SA付近で46.4km、関越自動車道の前橋IC付近で45.0kmと続いた。

 いっぽう、8月11日に発生した駿河湾を震源とする地震の影響で通行止めとなっていた東名高速道路の交通量については、8月6日~10日で対前年比で約6%の増加となったものの、地震発生後の8月11日~15日は平均で25%、台数にして1日あたり約2万5000台の減少という結果が出た。

 また、渋滞状況については、通行止めを行わなかった8月6日~10日および16日で10km以上の渋滞回数が約90%増加(2008年が28回、2009年が53回)したが、8月11日~15日では約40%減少(2008年が27回、2009年が15回)した。

 なお、東名高速道路の迂回路となった中央高速道路では、8月6日~10日および16日で対前年比30%の増加(2008年が15回、2009年が19回)、8月11日~15日には約70%の増加(2008年が18回、2009年が31回)となった。

(編集部:小林 隆)
2009年 8月 17日