NEXCO西日本、9月1日~12月18日関門トンネルを全面通行止め
迂回路として関門自動車道の該当区間料金を値下げ

関門トンネルを全面・終日通行止め

2009年9月1日0時~12月18日24時



迂回路案内図

 NEXCO西日本(西日本高速道路)は、9月1日0時~12月18日24時の間、関門トンネルを全面・終日通行止めとし、リフレッシュ工事を行う。通行止めの期間中は、迂回路として、高速道路 関門自動車道(関門橋)の該当区間を、関門トンネルの通行料と同額に値下げする。また、高速道路を利用できない125cc以下のバイクや自転車、歩行者向けとして、下関と門司の人道出入口間で代替輸送用バスやトラックを運行する。

 通行料が値下げされるのは、関門トンネルの通行止め期間中で、下関IC(インターチェンジ)~門司港IC、または門司IC間で、料金の詳細は以下のとおり。また、関門トンネルの回数券も利用可能。ただし特別料金や回数券が適用されるのは、該当区間内の乗り降りの場合のみで、その他の区間から該当区間への乗り入れや、該当区間外への乗り越し、また該当区間をまたぐ通行については、通常料金となる。

軽自動車普通車中型車大型車特大車
特別料金下関IC~門司港IC/門司IC100円150円200円250円400円
通常料金下関IC~門司港IC(上下線)300円350円350円600円950円
下関IC~門司IC(上下線)500円600円650円850円1300円

 関門トンネルは1958年3月10日に本州と九州を結ぶトンネルとして開通した海底トンネルで、2階建て構造になっており、1階が人道、2階が車道になっている。開通から50年以上が経過するなかで、海底トンネルという特殊な状況も手伝って、腐食や老朽化が進み、また交通量も50年前と比べ20倍の平均約3万4000台/1日に増加。今回全面通行止めにし、海底部・陸上部ともに車道の土台となる床版の取り替え工事を行う。

(瀬戸 学)
2009年 8月 21日