スバル（富士重工業）は、「インプレッサ」を一部改良し、9月2日に発売した。内外装の意匠を変更するとともに、サスペンションやステアリングシステムの特性を変更。また5ドアモデルの新グレードとして、エコカー減税（50％軽減）に対応し、スポーティーな装備を充実させた1.5リッターモデル「1.5i-S」を追加設定した。価格は149万1000円～264万6500円。

　改良の主な内容としては、外装では、新色の「ブリティッシュレーシンググリーン・パール」を設定するとともに、5ドアモデルでは新造形のフロントグリルを採用。4WD車に「SYMMETRICAL AWD」のリアエンブレムを装備している。

インプレッサ アネシス2.0i-S。今回の改良では、新たに新色の「ブリティッシュレーシンググリーン・パール」を設定した

5ドアモデルは新造形のフロントグリルを採用した

　内装では、コンソールボックス後部に後席カップホルダーを設定（1.5i除く）。5ドアモデルのコンソールボックス上ぶた部をソフトパッド化（1.5i除く）。また、5ドアの1.5i-Sと2.0i-Sのシート表皮のメイン部にアルカンターラを採用し、シルバーステッチを施している。そのほか、メーカーオプションのカーナビに音声認識機能を追加し、専用マイクを装備した。

2.0i-Sのシート表皮のメイン部にアルカンターラを採用。5ドアモデルではコンソールボックスの上ぶた部をソフトパッド化した		音声認識機能により、カーナビの操作やBluetooth対応の携帯電話でハンズフリー通話も可能とした

　機能面では、サスペンションの減衰力変更、スプリングレート変更を行い、高速走行時や旋回時の操縦安定性の向上を図るとともに、リアショックアブソーバーには、微低速域で振動を吸収するバルブ構造を採用することで、乗り心地の向上を図っている。また、ステアリングシステムの特性を変更し、低速走行時の軽快な操作性と中高速走行時のしっかりした操舵感を実現していると言う。

■新グレードの1.5i-S
　1.5リッターエンジン搭載車に、上位グレードの2.0GTなどと同デザインの前後バンパーやサイドシルスポイラーを装着し、16インチアルミホイール&205/55 R16タイヤなど、スポーティーな装備を充実させた1.5i-Sを新グレードとして設定した。

　1.5i-Sのその他の主な装備としては、リアディスクブレーキ、運転席8ウェイパワーシート、ホワイトルミネセントメーター、キーレスアクセス&プッシュスタート、イモビライザー、抗アレルゲンフィルター付フルオートエアコン、UV&IRカットフロントガラスなどを装備する。

1.5i-Sのシート表皮もメイン部にアルカンターラが使われる。そのほかホワイトルミネセントメーターなどを採用する	キーレスアクセス＆プッシュスタートや運転席8ウェイパワーシート、抗アレルゲンフィルター付フルオートエアコンなども装備し、機能面の充実も図っている

■グレードと価格