三菱、SUV「アウトランダー」を一部改良 CVT制御などの見直しにより4WDモデルもエコカー減税適合に |
三菱自動車工業は、SUV「アウトランダー」を一部改良して9月3日から発売した。価格は210万円~288万7500円。
今回の一部改良では、CVT制御の見直しと走行抵抗の低減が行われ、10・15モード燃費が2WDモデルでプラス0.4km/Lの12.6km/L、4WDモデルでプラス0.6km/Lの12.2km/Lと、それぞれ向上した。これにより2WD(FF)モデルに加えて4WDモデルがエコカー減税(減税率50%)の適合車種になった。
また、今回3.0リッターエンジンを搭載する「30G」「30MS」が廃止され、内外装で豪華装備が奢られる「24G Premium」を、新たに最上級グレードとして設定した。
機能面では、急制動またはABS作動時にハザードランプを倍の周期で点滅させることで後続車に危険を促す「ESS(緊急制動信号システム)」のほか、ワンタッチ操作で一定時間ウォッシャー噴霧とワイパーを作動させる「コンフォートウォッシャー」を標準装備。
また、「24MS」「24G」「24G Premium」に、乗降時にポジションライトやヘッドライトを30秒間点灯させる「ウェルカムライト」「カミングホームライト」機能を持たせたほか、4WDモデルに坂道でスムーズな発進を行える「ヒルスタートアシスト」を装備する。
エクステリアでは、新意匠のメッキフロントグリルとリアバンパーのほか、ウインカー付き電動格納式リモコンドアミラーを採用しているが、「24G Premium」のみ3.0リッターエンジン搭載車で採用していたメッキグリルを装備。また、「24MS」「24G」「24G Premium」には新たにデザインされた18インチアルミホイールを装着する。
ボディーカラーではユーログリーンメタリック、プラチナベージュメタリック、ディープブルーマイカを廃止し、新色としてクォーツブラウンメタリック、コズミックブルーマイカの2色を追加、合計7色とした。
インテリアでは、シート生地をスエード調ベロア&メッシュファブリックに変更したほか、運転席と助手席のバニティミラーに照明を追加した。また、「24E」「24M」を除いた全車に新デザインのハイコントラストメーターとカラー液晶マルチインフォメーションディスプレイを採用。「24G」「24G Premium」は高級感のあるステッチ付合皮貼りソフトパッドをドアトリム、メーター上部、グローブボックス上面に採用した。
なお、「ROADEST」グレードは今回の一部改良を受けない。
グレード | 乗車定員 | エンジン | 変速機 | 駆動方式 | 価格 |
24E | 7人 | 直列4気筒DOHC 2.4リッター | CVT | 2WD(FF) | 210万円 |
24M | 5人 | 4WD | 237万3000円 | ||
24MS | 7人 | 2WD(FF) | 228万9000円 | ||
4WD | 250万9500円 | ||||
24G | 5人 | 265万6500円 | |||
7人 | 2WD(FF) | 245万7000円 | |||
4WD | 267万7500円 | ||||
24G Premium | 283万5000円 | ||||
ROADEST 24G | 2WD(FF) | 266万7000円 | |||
4WD | 288万7500円 |
(編集部:小林 隆)
2009年 9月 3日