パイオニアは、カロッツェリア HDD楽ナビシリーズ「AVIC-HRZ900」「AVIC-HRZ800」「AVIC-HRV200」「AVIC-HRV100」の4機種を10月中旬～下旬に発売する。いずれも約2400曲を録音可能な40GBのHDDを搭載し、AVIC-HRZ900とAVIC-HRZ800は7.0V型ワイドモニター（AVIC-HRZ900は640×480ピクセル、AVIC-HRZ800は320×240ピクセル）一体型の2DINサイズ、AVIC-HRV200とAVIC-HRV100は1DINサイズのナビゲーション本体に別体の7.0型ワイドモニター（320×240ピクセル）が付属する。価格は下記のとおり。

AVIC-HRZ800	AVIC-HRV200	AVIC-HRV100

　HDD楽ナビの最上位モデルとなるAVIC-HRZ900では、4チューナー×4アンテナの地デジチューナーを内蔵するほか、パイオニア独自のプローブシステムであるスマートループ渋滞情報の全道路情報（約70万km）を取得可能。詳細な渋滞情報で質の高いルート案内を行うことにより、同社の比較テストでCO₂排出量やガソリン消費量を約15％削減できたと言う。

　そのほか、現在の燃費状態を過去の平均燃費と相対比較することで、エコ運転の度合いを判断する機能を搭載。これは同社独自のアルゴリズムにより走行燃費状態を推測するもので、過去の走行状態と比べ、より燃費によい状態で走れたかどうかを判断するというもの。

　また、カーナビ画面のカスタマイズ機能も搭載。「マイセットアップ」画面の案内に従い入力するだけで、よく使う機能のみを表示させることや、リスト表示の大きさを変更できる。別売のBluetoothユニット「ND-BT10」（1万5750円）を利用することで、Bluetooth対応の携帯電話での楽曲再生が可能になるほか、別売のiPod用接続ケーブル「CD-I021」（4725円）を利用することで、iPodやiPhone 3G/3GSの楽曲再生やコントロールが可能。その際にiPod側から操作可能なコントロールモードにも対応している。

　AVIC-HRZ800、AVIC-HRV200、AVIC-HRV100については、本体サイズや地デジの有無などに違いはあるものの、ナビゲーション部などは3機種とも同様の機能となり、スマートループ渋滞情報に対応するほか、AVIC-HRZ900と同じくマイセットアップ機能を搭載する。

　DVDプレーヤー部に関しては、いずれの機種もDVD-ROM、DVD-Video、DVD-R/RW（ビデオモード、VRモード）、CD-ROM、CD-DA、CD-R/RWの再生に対応し、AVIC-HRZ900とAVIC-HRZ900は50W×4chのアンプを内蔵する。

　バージョンアップに関しては、全機種とも2010/2011年度の2回分の権利が付属し、バージョンアップを行うにはユーザー登録が必要になる。

　今回のHDD楽ナビの発売に伴い、旧機種のバージョンアップソフトも発売される。発売日はいずれも11月。価格は対象機種によって異なり2万1000円～2万5200円。旧機種のバージョンアップ付きモデルの無料更新地図も11月に用意され、2009年10月19日～2010年9月30日まで、申し込みを受け付ける。