BMW、「7シリーズ・ハイブリッド」の受注を開始 |
ビー・エム・ダブリューは29日、フラッグシップモデル「7シリーズ」にハイブリッドシステムを搭載した「ActiveHybrid 7」およびロングホイールベースバージョン「ActiveHybrid 7 L」の受注を開始すると発表した。顧客への納車は2010年初夏を予定。
価格は、「ActiveHybrid 7」が1280万円、「ActiveHybrid 7 L」が1405万円。
ActiveHybrid 7(写真は本国仕様) |
ActiveHybrid 7 は、4.4リッターV8ツインターボエンジンに電気モーター、8速AT、リチウムイオンバッテリーを組み合わせたハイブリッドシステムを搭載。システム全体の最高出力は342kW(465PS)、最大トルクは700Nmを発揮。BMWのATモデルとしては初めて採用されるアイドリングストップ機能「ハイブリッド・スタート/ストップ機能」を搭載する。
「750i」および「750Li」と比べ、最高出力が14%、最大トルクが17%向上しながら、約15%の燃量消費率の削減とCO2排出量の削減を実現しているという。
ハイブリッドシステムのシステム図 | リアに配置されるリチウムイオン電池 |
電気モーターとトランスミッション |
エアコンを独立して作動させることにより、室内の快適性を確保する |
また、ActiveHybrid 7 に採用されたエアコンシステムは、エンジンから完全に独立してリチウムイオンバッテリーからの電力で作動、アイドリングストップ機能が作動しても、室内の温度を維持することができる。さらに、乗車する前に車外からエアコンを起動することができる「リモート・クライメート・コントロール機能」を装備するなど、快適な室内空間を実現したとしている。
インフォメーションモニターにはハイブリッドシステムの作動状況が表示される(写真は本国仕様) |
(椿山和雄)
2009年 10月 29日