フェラーリ、世界最大級のテーマパークが登場
「フェラーリ・ワールド・アブダビ」2010年オープン予定

フェラーリ・ワールド・アブダビ

2010年オープン予定



 フェラーリは10月29日(現地時間)、2010年オープン予定の世界最大級の規模を誇るフェラーリのテーマパーク「フェラーリ・ワールド・アブダビ」の概要を発表した。

 フェラーリ・ワールド・アブダビは、2009年F1アブダビGPの初開催地、ヤス・マリーナ・サーキットに隣接した敷地に建設される。

ヤス・マリーナ・サーキットに隣接広大な屋根上には、フェラーリ史上最大のロゴ

 施設の大きさは、高さ45m、屋根外周2200m、屋内敷地は10万m3で、フェラーリを象徴する総表面積20万m3の流線型の赤い屋根を有する。フェラーリGTモデルのボディ側面に見られる伝統的な二重曲線に着想を得たといい、広大な屋根上には、フェラーリ史上最大のロゴを冠している。

 施設には、フェラーリのF1マシンに乗っているようなスリルを体験できる、時速200km超の世界最速ジェットコースターや、屋根を突き抜けて62m以上の高さまで上昇して下降する、G(重力加速度)体験アトラクションなど、フェラーリの世界を満喫できる20種類以上のアトラクションが用意される。

 また、本格マラネッロ料理が味わえるレストランや、同テーマパークならではのものとして、フェラーリの豊富な歴史が生み出したレース関連のビンテージ品や最新グッズの販売も予定している。

 アラブ首長国連邦アブダビ首長国北東のヤス島に位置。ヤス島まではアブダビ国際空港から車で10分、アブダビ市内から30分、ドバイからは50分といった立地。アラブ首長国連邦ではモータースポーツの人気が非常に高いことから、フェラーリ・テーマパークの建設に最適な場所として選ばれたと言う。

 テーマパークはアブダビ首長国の不動産開発・管理・投資企業大手アルダー・プロパティーズPJSCが所有し、アルダー・プロパティーズPJSCと国際レジャー施設管理運営企業のプロファン・マネジメント・グループの合弁会社であるファラ・レジャーパーク・マネジメントが管理、運営に携わる。

 フェラーリが今日まで長年培ってきたパッション、傑出、パフォーマンス、技術革新を具現化したもので、フェラーリのエンスージアストやファン、家族連れの方に最適な場所としている。

(椿山和雄)
2009年 11月 5日