ポルシェジャパン、「ボクスタースパイダー」の受注開始 最もピュアなミッドシップロードスター |
ポルシェジャパンは、ライトウエイトミッドシップロードスター「ボクスタースパイダー」の受注を11月7日より開始する。価格は、7速デュアルクラッチAT(PDK)モデルが913万円、6速MTモデルが866万円。ともに左ハンドル仕様となる。
1953年のミッドシップロードスター「550スパイダー」のコンセプトを受け継ぎ、「ボクスターS」をベースとして軽量ボディーと専用エンジン、専用サスペンションを与えられたモデル。
ボクスターには以前、「550スパイダーエディション」という限定車があったが、このボクスタースパイダーは限定車ではなく、「ボクスター」「ボクスターS」に続く第3のモデルであり、ボクスターシリーズのトップモデルとなる。
12月のロサンゼルスモーターショーで発表され、2010年2月に欧州市場から導入が開始される。
ボクスターSより大幅に軽量化されており、車両重量は1275kg。ポルシェのラインアップの中で最軽量となる。
オープン走行を前提に開発されており、太陽や風、悪天候から乗員を保護することだけに特化した軽量ソフトトップは、ボクスター、ボクスターSとは異なる形状。ソフトトップを収納すると、「911カレラGT」のシルエットを彷彿とさせる、きわめて低いサイドウインドーとワンピースのリアリッドの2つの大きな隆起がスタイルの特徴となる。
完全新設計のスポーツサスペンションが与えられ、リアミッドに搭載される直噴3.4リッター6気筒エンジンの最高出力は、ボクスターSを10PS上回る320PS。PDKおよびスポーツクロノパッケージを装備した場合、ローンチコントロールを使用した0-100km/h加速は4.8秒。オープン時の最高速度は267km/h。PDK仕様車の欧州基準燃費は9.3L/100kmとなる。
参考までにこれはボクスターS。幌やリアリッドの形状などが異なる |
(椿山和雄)
2009年 11月 6日