日本ミシュランタイヤは11月20日、インターネット上のタイヤ直販サイト「MICHELIN Store（ミシュランストア）」（http://store.michelin.co.jp）を11月24日より開始すると発表した。国内のタイヤメーカーで、インターネットによる直販サイトを開始するのは、ミシュランが初。

　販売は、タイヤとその装着、もともと装着していたタイヤがある場合はその破棄、そして1年間のアフターサービスをトータルパッケージとして行われる。開始当初は、6エリア（札幌市、新潟県、東京23区、大阪府、岡山県、福岡市）の計50店舗と提携してサービスを行い、2010年の6月頃をめどに、サービス展開を全国まで拡大する予定だと言う。

　ミシュランストアでは、夏タイヤ、冬タイヤを含め約400アイテムを販売。商品は、「装着するクルマの車種から」「装着するタイヤのサイズから」「欲しいタイヤの商品名から」「使用するシチュエーションから」の4種類の方法で検索ができ、装着作業を行う店舗も、地図上から検索可能。作業日もオンラインで選択でき、ネット決済でポイント還元も用意される。また、4本以上購入すると、次回購入時に商品価格が5％割引になるサービスも用意される。

　アフターサービスは、タイヤを装着した翌日から1年間、装着店舗で受けられる。期間中は、タイヤの空気圧・残溝・外観のチェックや、ホイールナットの増し締めが何度でも受けられるほか、ホイールバランス調整、タイヤローテーション、パンクの対処を1度受けることができる。パンクの対処として、パンク修理不能な場合は、新規タイヤを購入すれば、装着工賃は無料になる。

　日本ミシュランタイヤ 代表取締役のデルマス氏はミシュランストアに対し、「日本の消費者は、世界の中でもとても洗練されており、品質に対しても厳しい目をもっている。ミシュランはそんな消費者と直接コミュニケーションをとることで、消費者のニーズや意見をダイレクトに知りたいと考え、このE-Commerce サイトを導入した」と述べている。